大人オリジナル小説
- Re: 死or生 ( No.49 )
- 日時: 2013/07/25 11:23
- 名前: 恵美
#ミユorメイ ミユサイド
相談室に入るとナノは足をくみ、椅子に座った
偉そうな……
「ーで、ナノ。話って何?」
大体見当はついてるけど
すると、ナノは何のためらいもせず言った
「私はあなたを殺す」
私は動揺もせず、言った
「それがあなたの役目だそうね」
するとナノはニヤリと笑った
「ええ。そうなの」
「じゃあ、どうしてメイを…?」
それが一番聞きたかった
「邪魔だったのよ」
邪魔…?メイが何かしたっていうの!?
私はすごく動揺していた
「メイが何かしたの?」
メイは絶対何もしてない
「【私にミユは殺せない】とか【ミユを殺したら許さない】とか」
メイ…そんなこと言ってくれたんだ…
私はうつむいて笑った
メイ、ありがとう
でも、私はすぐにナノを睨み付け
「それが邪魔だったわけ?」
ナノは満面の笑みを見せた
「ええ♪それで今ね、悩んでいるの」
悩む?
「何を?」
「あなたを今、ここで殺すか。それとも放課後…いや、今でも良いわメイの病室に行って…」
「…」
何を言うの?
少し怖い
私は気づくと
怯えていた
「殺す」
嫌だ…メイを…
殺すだなんて
あれでこりてないの!?
「私を殺してもいい。だからメイは殺さないで」
「本当?」
ナノは楽しんでいるようだ
それが余計に私をイライラさせる
「ええ」
「それじゃ、メイはどう感じるかしらね」
「う…」
メイは…悲しむよね
「メイと相談しなさいよ♪さぁ、メイの病室にいくわよ」
「え…?ナノも行くの?」
「ええ♪そうよ。メイの病室で決めて決まったらその人をその場で殺すの」
「…残酷ね…」
残酷
冷血女
最低
お前は悪魔…?
「だから面白いんじゃない」
人の死を楽しんでる
…あれ?
私も…
同じことをやっていた?
すると、私の頭の中に無数の言葉が流れてきた
【あんな残酷な生徒がいたなんて…】
佐藤先生の声
【いやああああ!!】
アヤカの叫び声
【殺されないように…慎重に…】
ヒナの声
もう…
やめてください…………
「さあ、ミユ。行くわよ」