大人オリジナル小説
- Re: 死or生 ( No.56 )
- 日時: 2013/07/26 14:49
- 名前: 恵美
#死のルーレット ミユサイド
夏の太陽がジリジリと照りつける日のこと、私とナノはメイの病室へ行く
暑い…
本来、ここでは【メイのことを考えているせいか暑いとは感じられない】ーとか言うのが一般的
だが、私は暑いからかメイのことが考えられない
考えようとすると太陽が邪魔する
太陽はこんなにも私を苦しめるのか…
いつも移動は車だったし歩いて移動はあまりないから……
とにかく暑い
暑い
私を照り焼きにするつもりか…
「バカじゃないの?」
私の心の中を読みとるな
「あ…あんたは…平気…な…の…?」
「バーカ。これぐらいで死にそうな声出すなよ」
そんなこんなで病院についた
「あ♪ミユ!あれ…ナノ…?」
メイはナノの顔を見た瞬間、おびえだした
「あ、メイごめん。話が…」
すっかり忘れてた
私達どちらかが死なないといけないことを…
多分、さっきは気をまぎらわそうとしてたのかな…??
私があれこれ考えているとナノが口を開いた
「あのさ、メイ」
メイはうつむいて言う
「な…に?ナノ…」
「これから二人でさ、どちらが私に殺されるか決めてよ」
メイはうつむいたままで
「意味が…わからない……」
「だから、今言ったとおりよ」
メイは私を見た
「私が…死ぬよ?」
メイはそういうと思った
でもダメ
「メイ。あなたは何も考えなくていい私が殺されればいい話」
すると、メイは大声で
「ダメ!!!お願い!それだけは…」
私はメイの言うことをさえぎって、ナノに言った
「決まったわ。私を殺して」
「OK」
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