大人オリジナル小説
- Re: バイバイ私という名の徒花 *第一章 第一話 ( No.3 )
- 日時: 2013/08/22 16:42
- 名前: 癒羽
- 参照: 善か悪か___貴方はどちらを選びますか?
◆≪第一章≫
第一話「善か悪か」 愛彩side
「会長っ!おはようございます!」
愛彩「おはよう、如月さん」
??「かーいちょ♪ おはよう」
学校昇降口前。私、東雲愛彩に挨拶をしてくる生徒達。
その中で私の背中をドンと押し、軽く私を飛ばす人物がいた。
普通なら不愉快に思うだろう。私はクルッとその人物の方へ体を向けた
愛彩「おはよう空菜」
空菜「おはよう愛彩ーーー!」ムギュ
挨拶を返し、私の背中を押した人物_
私の親友、「朝倉空菜」はパァッと笑顔になり、私に抱きついた
蓮佳「相変わらず好かれてますね会長」ニコニコ
愛彩「あ、蓮佳。おはよう あはは。空菜は毎日こうだもん」アセアセ
蓮佳「でも、好かれるの、幸せじゃないですか?」
愛彩「えー?そう?蓮佳だって幸せでしょう?」
蓮佳「どうでしょう?」ニヤニヤ
長年の付き合いだと言うのに、私が生徒会長になってから
敬語になってしまった「寺沢蓮佳」は、そう言い残して階段を登り始めた。
愛彩「ちょっと。空菜?教室行くよ?」パッ
空菜を無理矢理引き離して上履きをはいた。
空菜は後に続き上履きをはいて私に着いていった。
二階に上がり、
2-Bを目指す。2-Aを越え、2-Bのドアの前に立った。
ガラッとドアを開けると楽しくしゃべる2-Bの生徒達がいた。
鈴那「あーっ!あややんだぁっ♪」
「あややん」と呼び、私の元に駆け寄ってくる「大倉鈴那」は
数学のプリントを出して来た
愛彩「鈴那…?それ、昨日の授業のプリント?」
鈴那「で、出来なくて…………」カァッ
頬を赤らめ、目を伏せた。
私は口が緩み、笑ってしまった。
愛彩「よし、先生が来るまでにやっちゃおっか♪」
暁「おぉー!会長やさしー!」
令「流石会長!」
鈴那「ありがとうあややん…!」
こうして私の楽しい日常が幕を開けた。
筈だった
PR