大人オリジナル小説
- Re: 学園のアイドルは奈落の底〜キミ、イキテルノ?〜 ( No.1 )
- 日時: 2013/09/14 19:26
- 名前: カナ♪
- 参照: ぜーんぶ実話だよ!
全然、いじめの気配なんて、ないのに。平穏すぎる。平和ボケだ。
「ねー、大縄跳びできるぅ?」
ちょっと甘えた、見方によっては腹の立つ話し方の愛望。幼馴染。だけど、実はあんまり好きじゃない。まあいっか。
「できないw引っかかったら責任重大だよね〜あー嫌だ!」
私、大縄跳び嫌い。運動神経が零の私にできるか!
「だぁよねっ!愛望もダメダメだぁ〜><」
うーん、自分のこと『愛望』っていう時点でアウト。
「あ、始まるよ〜並びな」
「はぁい!」
始まる、か。この時点で消えたくなる。まあ、たぶんこのあと消えたいことはもっと発生するらしいけど。知らない。そんなの、知らない。
「こら西條!引っかかるんじゃねーよ」
あ〜!やっぱり。でもさ、この文句を言ったやつ、近藤って、私の一番嫌いで無視してるやつ。あだ名は『サル』。知能が猿と一緒だから。
「あーもうあかりちゃん気にしないで〜!」
「うんっ」
ちらっと一瞥して踵を返した。サル、頼むからこの空間から消えて。去って。頼む。
「きゃぁ〜引っかかったぁ〜あはっ☆」
イタイよ、愛望。冷たげな視線に気づかない、鈍感な少女。同類か。そっか。
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