大人オリジナル小説
- Re: 疲れた。いじめ。虐待。 ( No.4 )
- 日時: 2014/01/15 18:07
- 名前: ショコラ
第2話 [悪夢の始まりです。]
私は、寒々とした夜の道を颯爽と歩きながら、考えた。「だからいいのッ!」の意味を深く考え込んでいた。
・・・2人で・・・・イタズラでも・・・・するのかな・・・・?
・・・こんな時期に・・・・?先生が・・・・大変って・・・・時期に・・・・?
・・・・元々・・・・そんなこと・・・・・するような・・・・子じゃ・・・・
・・・・女子・・・・大学生・・・・イジメ・・・・殺人・・・・事件・・・?
心臓が早鐘のように打ち付ける。ドックンドックン・・・。
イジメ・・・?イジメ・・・・。殺人・・・・。
私は、考え直した。おかしい。心友だ。そんなことはしない。
イジメって・・・。妬みだったり、嫌われだったり。心友のあいだで起こるものじゃない。
優南は、私の心友だろう?信じている。向こうも・・・。同じはずだ。
私と心友中にある。優南は、なにでも私たちの中を、親友と呼ばせない。
心友――――心、友。
学校に着いた。何故か教室に向かう。
優南―と。
癒衣。ひっそりとたたずむ、癒衣。
優南は、私に恐ろしく笑いかける。
「大学女子学生、殺人事件ってさ。犯人、怖いよね?」
優南は笑った。
「こ、こ、こ、こ、怖いよ―。」こんなこと?私は少しだけ安堵した。
「犯人ってさあ」優南が目を細めた。
「私のお姉ちゃんなんだよね。」優南はニヤリとした。
「お姉ちゃん、私のアコガレ・・・だったんだよ?でもさ。私って演技うまくて。あの事件に怒ってるフリしたら、だまされてくれて。花蓮?有難う」
優南が―笑う。
「元々、演技派だから、アンタの親友でいられたんだよ?演技できなかったら、アンタのウザさに爆発してるジャン。ねぇ。さっきの話」
優南は指を鳴らした。
「癒衣はね―。大賛成だったよ。私と同じで、アンタが嫌いでさあ。お姉ちゃんカッコいいでしょ?いつも、マネしてた。」
私は鳥肌がゾクッと立つ。あの時と同じ。
ママの言葉を思い出す。
「近いらしいわ」
近い。目と鼻の先。優南が怖い。
親友が、怖い。