大人オリジナル小説

Re: 生きる意味とはーいじめー ( No.23 )
日時: 2014/08/23 07:24
名前: ラビット

ー第2話ー


私は自分の下駄箱を見下ろすように見た。

そこには、『死ね』『消えろ』『ウザイ』などと、悪口が書いてある。

バカみたい…

こんな事して何が楽しい?

そう思っていると、

「みぃ〜あっ ♪おはよぉ〜」

亜弥が突然、気持ち悪い笑顔で私の背中に乗りかかって来た。

「今日もまた水遊びしようねぇ〜」

「…………」

何も言えなかった。

いや、声が出なかった。

あまりもの恐怖で

膝がガクガクと震える。

また今日も始まるの?

もう嫌だよ…

◆ ・ ◇ ・ ◆ ・ ◇ ・ ◆ ・ ◇ ・ ◆

放課後になると、あまり使わなく、ひと気がない水道のところまで無理やり連れてかれた。

毎日、放課後にしている水遊び。

そして今日も…

「せぇーーのっ!」

ジャバァ!

無理やり、水を溜めた水道に私の顔を突っ込まされた。

一人は私の頭を抑え、二人は腕を抑えてる。

ブグフグブグッ……

口から息が漏れる。

苦しいっ!

息が出来ないっ

動こうとしても身動きが出来ない。

40秒ぐらいたつと、やっと3人が私から離した。

ガバッ

「ゲホッゲホッゲホッっ!」

水を吸い込んでしまい、激しく咳き込む。

「あっははははっ!これ、ちょーーストレス解消になるわ〜」

「でも何か飽きて来たなぁ〜」

「たしかにぃー」

そう二人が言うと、亜弥が突然ニヤリと笑った。

「じゃあさ〜次はぁ〜これ、やんない?」

そう言って、ポケットから出したのは…






カッターナイフだった。


それで何をするの?

それで私を傷つけるの?

それがどういう物なのか、彼奴らは分かっていない

「いいね〜やろやろ♪」

誰かがそう言って、私の体を抑えた。

「どこにやる〜?」

「腕で良いんじゃない?猫にひっかかれましたぁ〜って言い訳出来るしさ♪」

「たしかにぃ〜じゃあ早速やろ!」

そう言うと、私の腕にカッターナイフを近づけた。

そして、私の腕を切りつけた。

腕から血が溢れ出てくる。

「うゎっ!痛そぉ〜」

そう言って、三人は笑った。

痛そう?

痛いに決まってる。

腕も心を痛い。



彼奴らは、この痛みを分からないからそう簡単に笑える。

彼奴らも同じ目に合えば良いんだ…


私はゆっくりと立ち上がると、三人に近づいた。

恐怖はなかった。

もうどうなってもいいと…

「なに?」

何か異変に気付いたのか、亜弥が目をつりあげた。

「あんた…なんか……」

「はぁ?」

「何?聞こえないんですけどぉー」

そう言う二人の後に、私は亜弥を睨みつけながらはっきりと言った

「あんたなんかいなくなればいいのに」

そう言うと


ドンッ

思いっきり亜弥を押し倒した。