大人オリジナル小説
- Re: いじめ〜いつか笑える日を夢見て〜 ( No.15 )
- 日時: 2014/08/05 23:39
- 名前: エリン
更新遅くなりすみません!!
本編です。↓
朝のHRが終わり、いよいよ授業が始まる。
春ちゃんは必死に教科書やノートを探している。
でも当然あるわけない。
なぜなら、春ちゃんの教科書やノートはゴミ箱の中なのだから。
探しているうちに授業開始時刻になり、先生が入ってきた。
1時間目は、社会だ。
社会の先生は、自己中で口うるさい大島先生だ。
「授業を始める。」
先生がそう言った瞬間、春ちゃんが席を立った。
そのまま先生の元へと向かう。
「なんだ、九条。」
先生の言葉に春ちゃんは小さな声で答えた。
「教科書を忘れてしまいました…」
春ちゃんの言葉に先生は眉をひそめて言った。
「なに考えてるんだ!!やる気はあるのか!!」
先生に怒鳴られ、春ちゃんは俯きながら答えた。
「すみません…」
「もういい。お前は教科書無しで勉強しろ。」
先生は春ちゃんを睨むとそう言った。
「はい…」
それに対し春ちゃんはそう答えると席に戻った。
クラスのみんなはそんな春ちゃんを見て楽しそうだ。
春ちゃんは、悔しそうに俯いている。
でも、泣かなかった。
春ちゃん、泣きなよ。
そうすれば、早く終わるから。
私はそう願ったが、当然春ちゃんは泣かない。
これからどうなるんだろう…
私はますます不安になった。
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