大人オリジナル小説

Re: ひとり、記憶、孤独 【参照20000越え記念小説】 ( No.3 )
日時: 2014/10/05 16:46
名前: 祈花 ◆Wjgitxm3QY
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

プロローグ

「…知ってる?」
「うん。竜胆の両親、事故で死んだんだってな」

「ちょ!そんな大声で言わないの。」

気付くと、クラス中のうわさになっていた。
私の両親は、無様な死に方だ、と娘の自分でも思ってしまった。

自分から、真夜中、家のすぐそばにある海へ、車で突っ込んでいき、二人溺れて死亡。

挙句の果てに、↑に登って行ったのだ。
ニュースで不謹慎な事件 と名付けられやっているから、知っているのは当たり前、でもあろうか。


だが、ひそひそと、気づかれないように話すフリを装っている、彼らは、人の不幸を楽しみたいだけだとしか思えなかった。


(そんなに人の不幸を楽しみたいのか)

嫌な気持ちにしかならない。


この世から コイツらが一瞬で消えればいいのに。