大人オリジナル小説

サミシイブリッ子
日時: 2011/03/16 17:26
名前: プーケ

1つ目のスレがもうじき終わりそうなんで新しいのつくりました^^

でゎ本編スタァト!!




薪「ねぇねぇ海奈!」

親友の江藤薪(えとう まき)が桜の木の下を通りながらあたしの肩を

叩いた。

海奈「なぁに?」

重いランドセルをよいしょと上にあげる。

薪の目は輝いていた。

薪「あんさ、3日たっても友達ができない自己中いたよね??」

薪は半笑いをしながら手を組んでいった。

自己中 その一言で誰だかわかった。

海奈「あ〜落合 莉並(おちあい りなみ)だっけ!?」

少しでかい声で指をパチンと鳴らした。

薪「そうそう!うちのクラスにさぁ、あのお金持ちの人いるじゃん」

お金持ち・・・

海奈「斎藤 楼美奈(さいとう るみな)さんだっ!」

あたしはさっきのように目を輝かせて言った。

薪「うんっ!その子ね、あたしの幼馴染で、家近いんだ」

海奈「薪の家の近くって言ったらあたしの家の近くじゃん」

あたしの家は薪の隣の隣にあるのだ。

でも確かに薪の家の近くに大きなレンガのステキな家があるなぁ・・・

薪「皆賛成したんだけど、あの自己中虐めない??」

薪がとんでも発言をした。

虐め

虐めで自殺をしたり、復讐で殺したりなどでニュースがたくさんある

じゃないか!

でも、さっきの話、「皆賛成したんだけど」

おい、突っ込みたくなるZE☆

でもなぁ〜断ったらあたしも嫌われるし・・・あの子ウザいし・・・

でもあたしには無害だしうざいってだけで虐めるのも・・・

あたしは目をつぶって考え込んだ。

薪「そっかぁ〜」

薪が言った。

もしかして今の、声にでてた!?

やべ!

海奈「いやねぇ〜お母さんにバレたらってね・・・」

それもあるが、本当は自分の良心が痛むのだ。

すると薪は、ニコッと笑って「じゃあきめといてね!」といって走って

ってしまった。

決める?いじめるか虐めないかを??

まぁアイツの行動をみてからにするか・・・














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Re: サミシイブリッ子 ( No.1 )
日時: 2011/03/16 23:03
名前: プーケ

薪と話しながら下駄箱へ。

薪「ネッネッ!ほら!あの子だよ!」

薪が手を上下にブンブン振りながら小声で言ってきた。

目の前にいた子は・・・

上はピンクと白のフリースに、タンパンでワンポイント有りのニーソ。

なが〜い髪の毛はツインテール。

このこかぁ・・・

薪「いかにもブリッ子っぽいよね!!ってか顔もきも」

薪はまた小声でいってきた。

そうかな?むしろ可愛いと思うけど・・・

顔も意外と優しそうだし・・・

そう思いながらとりあえず挨拶。

海奈「えっと・・・莉並ちゃん、おはようっ」

笑顔でいうとむこうも笑顔になった

莉並「アハッおはよぅっ☆」

ウインクをしてこっちに駆け寄ってくる。

しゃべり方も、そこまでアレじゃないし

薪「ちょ、こっちくんなよ自己中!あっちいけ!キモイ!」

薪は莉並ちゃんのお腹を蹴った。

莉並「きゃっ・・・」

お腹を抱えて半泣きで倒れこむ。

倒れるともう泣いてしまった。

薪「こんくらいで泣くの?だっさ!」

薪は笑いだす。

あたしは我慢ができなかった。

海奈「・・・薪!やりすぎだよ!お腹は痛いんだよ!?」

あたしは莉並ちゃんに駆け寄り、背中をさすった。

海奈「大丈夫??」

あたしは莉並ちゃんの頭をそっと撫でた。

莉並「ん・・・ありがとっ・・・」

そういって涙を袖で拭く。

別にいい子じゃないか。

そう思った




















あたしを恐ろしい顔で睨みつけている薪を知らずに___。

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