大人オリジナル小説

ネットで染まった瞳
日時: 2011/03/30 19:26
名前: 闇羅☆

初めまして、闇羅(やみら)です。

今回はネットにハマってしまった子を中心に書きたいと思います。

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Re: ネットで染まった瞳 ( No.1 )
日時: 2011/03/30 19:46
名前: 闇羅☆

5年生になって、あたしの家にパソコンが来たのはおとといだった。

まだインターネットに接続できず、音楽プレーヤーの充電とソリティア

とかのゲームしかできずつまらないと思っていた。

キーボードを打つのもそんなに早くないし、ローマ字さえもよくわかん

なかった。

最初はゲームをしていたがすぐに飽きるしルールもわからない。

なによりインターネットがつながっていないことがとてもつまらなかっ

た。

冬休みだったもんだから、余計にインターネットにつなぐ日を楽しみに

していた。


お父さんが休みの日、電話でやりかたを教えてもらったり本を読んだり

して30分ていど、部屋で漫画を読んでいたあたしにお父さんは

終わったぞー とドアの向こうで言った。

あたしは漫画をおき、一階へ駆け下りた。

一階のこたつの上には、白く光るノートパソコンがしっかり置かれていた。

「これが充電器みたいなものだからはずすとすぐにバッテリーがきれて

 しまうから、これをついないでやるんだぞ」

お父さんが手を組んで偉そうに言った。

お母さんは、 お疲れ様 と言ってお父さんにコーヒーをいれた。

あたしはさっそくパソコンの画面を開いた。

開いたばっかりだったからまだシャットダウンされていなかった。


あたしはワクワクしながらクリックをした。

音のあとに、eというアイコンをダブルクリックした。

すぐに白い画面になって検索欄や注目ワード、ニュースがでてきた。

「わぁー・・・!」

あたしは目を輝かせていた。

でもパソコンって明るくて目が疲れる・・・

検索のところに、とりあえず今人気の曲を入力しようと思った。

「えと・・・小さい字とかってどうすんだっけ・・・」

あたしは指をぽきぽき鳴らした。

あたしはとりあえずコーヒーを飲んでいるお父さんに打ち方を聞いた。

「えっと・・・小さい字は、gyaとやるとぎゃとかになるよ。」

お父さんはニコニコしながら素早くキーボードを打った。

「かっ・・・かして!」

あたしははいはいというお父さんを押してキーボードに手を置いた。

「カタガナにしたいっときは変換よね・・・!」

これくらいは学校で習ったもん!と自慢気に言い張って、あたしは変換

を押した。

ちゃんとでて、検索をクリックすると、たくさんの候補がでてきた。

You Tube(ユーチューブ)のをクリックした。

すると動画がでてきた。

ちゃんと音も聞こえてきて嬉しかった。

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