大人オリジナル小説

あの子が消えた
日時: 2011/04/03 14:19
名前: 蘭子


お久しぶりです。 しばらく小説の修行をしてまいりました。

これは(あの子が消えた)の編集バージョンです。 今度こそ完結させますので、宜しくお願いします。


登場人物

安本 香苗(あんもと かなえ)
少し気が弱くて優しい女の子。
差別され続けて気が狂ったのか突然姿を消す。
運動神経がけっこう悪い。沙羅が少し苦手。

海田 啓太(うみた けいた)
表向きは明るくてムードメーカー。
裏では香苗に軽い差別をする。
野球チームに入っていて運動神経は結構いい。

梅木 沙羅(うめき さら)
少し自己中。
香苗が姿を消したことを寂しく思う反面不思議に思う。
少しオタク。

まァ、このくらいでしょう。 後々増えますが。 
それでは、進化したあの子は消えたを気楽な気持ちで楽しんでください。

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Re: あの子が消えた ( No.2 )
日時: 2011/04/03 14:28
名前: 蘭子

第1話 【憂鬱な月曜日】

「起きなさい!」母の大きな声と、折角のムードを壊すかのような目覚ましの音が私を憂鬱な月曜日の朝に私を無理やり連れ出していく。

私は月曜日が嫌いだ。私にとって花の休日が一番遠い曜日だし、安らぎの欠片も最悪の欠片すらないまさに「抜け殻」のような学校にこれから5回も行かなきゃならないと思うと頭が重くなる。

「これが体に現れればいいのに」
そう思いながら、半分眠った体で朝ごはんをゆっくり食べる。そして目が覚めたと思うと今度は急いで食べて、食べ終わればテキトーに服を選び髪の毛のセットと歯磨きをちゃちゃっと済ませてテレビを見る。待合せの時間になると、上着を着て靴紐を締めて待合せ場所に向かう。
日記が全然続かない私でも毎日続くちょっとダメな習慣。

いつも少し遅れてくる沙羅と一緒に些細な話をしていたらいつの間にか校門付近。今日も学校か…、そんなことを考えたらいつの間にか教室に着いていた。

「おはよう。」
教室に居る僅かな人たちと、軽い挨拶を交わして支度を済ませた後教室の人と軽い話をする。

私はこの時間が唯一学校が抜け殻化しない時間だと思う。
窓から差し込む微かに明るい朝の光、風のように静かに、だけど良く聞こえる、そんな話し声が聞こえる教室。「平和なこの時間がいつまでも続けばいいのに。」
そう思って五分も経たないうちに騒がしい朝が幕を開ける

自分でかっこいいと思っているのか、いつも荒々しい口調と態度でクラスの゛ボス゛化している 御堂 雪穂、優等生キャラだがいつもはじけている 林田 弥世花、たぶん自分で可愛いと思っている結構お金持ちのお嬢 藤松 亜美、五月蝿い男子達、そしてその中でも私を差別する
海田 啓太。こいつ等が遣って来て本格的に私の憂鬱な月曜日が始まる。

誰か、ここを静かにして… そんな私の願いは、大きな話し声と、ラジカセから流れる音楽によって1瞬にして奪った。

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