大人オリジナル小説
- ___TIARA___
- 日時: 2011/04/07 21:52
- 名前: カラン
ある日の朝、一人の少女が手首を切りました。
酷い出血でその少女は涙と血に囲まれなくなりました。
その子の家は豪邸でした。
でもその子は子供ができなかったときにもらわれた子でした。
でもすぐに命が宿りました。
その少女はそのままかわいがられましたが、やはり本当の親ではなかっ
たので遠慮しがちな子でした。
だから___苛められても、親には言えませんでした。
その子が苛められていた理由は___とてもくだらないことでした。
「今の時代で名前が唯子とかありえないよねーー!!」
その一言がはじまりでした。
その頃は“子”がつく名前の子なんていませんでした。
その少女___唯子はそれから酷い苛めを約1年間戦ってきました__。
でもある日、戦ってきた少女は疲れ果て、枯れていきました。
誰もいない部屋で、痛む手首を押さえながら心の中で誰か来て と叫び
ながら___
そのすべては一冊のノートに記されていました。
それを見た妹は、自分のことをティアラと名乗り、復讐を始めました。
Page:1
- Re: ___TIARA___ ( No.1 )
- 日時: 2011/04/07 22:15
- 名前: カラン
あたしは白木院 莱梨。
お姉ちゃん...唯子ちゃんの妹です。
でもそのお姉ちゃんは------1週間前にこの世を去った。
原因は不明-----となっている。
でもあたしは知っている。
原因はいじめ。
あたしの部屋にあった見覚えのないノートに書かれていた。
〜月〜日〜曜日
今日はトイレにつれこまれてモップで体や顔を雑巾のしぼり水をかけて
からすごい力でこすられた。
痛いし苦しいし寒いし臭かった。
しまいにはトイレの水を飲まされて狭い用具入れに閉じ込められた。
でてくると先生にサボりと思われみっちりお説教された。
もう嫌だ。
復讐したいのにできない。
あぁ莱梨----気づいてくれないのも無理ないわよね。
あたしをいじめているのはあなたの友達だもの。
気づくわけがないし、友達とあたしだったら友達を選ぶに決まってる。
でも、気づいてほしい。
あたしが死んでからでいいの。
じゃあさよなら
-----------------------------------------------------------------
あたしの友達といえば----美衣と叶。
でも美衣はそんなことしない・・・絶対に----!
叶だ。重森 叶。
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
お前なんて要らない。
なんで唯子ちゃんが死ななきゃいけなかったんだ。
どうして気づいてあげられなかったんだろう---。
でもわかった。高校1年生のあたしにできることは-----
復讐だ---。
Page:1