大人オリジナル小説
- いじめ 〜私はいじめっ子〜
- 日時: 2011/04/11 20:39
- 名前: ゆう
こんにちは!!こんばんは!!
今回は、「お嬢様イジメ」にチャレンジしてみます。
(ぶりっ子では在りません)
では、スタート!
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- Re: いじめ 〜私はいじめっ子〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/11 20:53
- 名前: ゆう
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私は、今日まで普通の生活を送ってきた。
あの人が転校してくるまでは……――。
◇◆◇◆
ドンッ
「あーら。ごめんなさい?石だと思って蹴ってしまいましたわ」
立っていたのに間違うはずが無い。
絶対、知っててやってる。
「い……いえ。突っ立っていた私が悪いんです」
「そうよねぇ??この私(わたくし)が、人を蹴るはずがありませんわ」
私の目の前にいるのは、伊集院 マイラ(いじゅういん・まいら)。
一週間前に転校してきた人だ。そして……
「そうですわ。マイラ様が人を蹴るはずがありませんわ」
「そうですわよねぇ?清楚な私(わたくし)が野蛮な事をするはずありませんわ」
私をいじめている。
マイラさんは中間テストで三十位で私がトップなのが気に喰わなかったらしい。
そんなことなら、勉強しておけばいいのに。
「あら、もうこんな時間。ピアノのお稽古に遅れますわ」
「急ぎましょう。マイラ様!!」
マイラさんたちは、私の前から走り去っていった。
ばかだなぁ〜、もう八時だよ?こんな遅くにピアノが在るはず無いじゃない。
そうなのだ。私は、委員会やら部活やらで八時になってしまったのだ。
マイラさんがこんな時間にいるのは分からないけど……。
ま、どうせ私を待ってたんでしょうね。
暇な奴。
心の中では色々と言えるのに、口にしてはいえない。
そんな自分が情けない。
「もう、いやだなぁ〜」
私は、鞄を手に持って靴箱に向かって走っていった。
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