大人オリジナル小説

友情ってなに・・・?
日時: 2011/05/02 15:53
名前: 花簪

「は?友情?何なのそれ!意味わかんない!」

平手打ちをされたあたしはその場で泣いた。

冷たい風があたしを叩くように当たる。

目の前にあった友達の姿はもうなかった。

落ちていたのは彼女の携帯。

紫色の携帯にはおそろいのストラップもなかった。

イコニコ笑ってた。

「あたし、友情があればなんにもいらない!

 怖くない・・・!だから絶対・・・」

「裏切らないでね!」


こんなやりとりを昨日までしていたというのに--------。

後悔した

今すぐ消えたいと思った。

泣いても泣いても

彼女の笑顔はもう見られない

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Re: 友情ってなに・・・? ( No.1 )
日時: 2011/05/02 16:07
名前: 花簪

「・・・今岡さん?自己紹介・・・」

先生が表情を曇らせてあたしに耳打ちしてきた。

そうだった。

今日は転入初日。

自己紹介をしなくてはならない----。

「今岡 凪紗(いまおか なぎさ)です。宜しくお願いします」

一応頭を下げてみる。

「えーでは、今岡さんの席は・・・剣崎さん・・・いいかしら?」

先生が見る方を向く。

そこには可愛い系より綺麗系な子がいた。

「はい。もちろんです。」

その子はニコッと笑い、こう言った

「あたしは剣崎 毬花(けんざき まりか)!宜しくね!」

ぐおぁっ!笑顔がまぶスィーゼ!

「お願いします・・・!」

あたしはその子の隣の席に着く。

「先生!この子と色々話したいんです!自習にしてもらって

 よろしいでしょうか?」

毬花がそういうと、先生は即答でいいわよといい、教室を出た。

「あ、まず今岡さん!なにか質問あるかしら?」

毬花があたしの方を見る。

質問なんてありまくりだ。

「あの・・・ここ普通の学校ですよね?

 女子10人だけのクラスって・・・?」



「あぁ、そのことね。あたし、家がお金持ちなの!

 それで、多額の寄付金を学校にしているため、学校のことはあたしに

 かかれば色々できちゃうワケ!

 授業めんどかったらやんないですむしね!」

毬花がペラペラと話す。

「えっとじゃあ・・・あたしのこと・・・」

「あ!そうよ!あなたと友達になりたいの!だからこのクラスに

 してもらったのよ!仲よくしましょうね!」


毬花と握手をした。

その手は冷たかった。

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