大人オリジナル小説
- 理由はないけどいじめるから!
- 日時: 2011/05/21 16:24
- 名前: 奈美
シリアスの方で駄作書いてる奈美と申します。
これも駄作ですが、読んでみてください!よろしくお願いします!
〜このスレッドで守ること〜
1,荒らしはしない。(いても無視)
2,悪口を書かない。
上の2つ(追加あるかも)は、必ず守ってください。
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- Re: 理由はないけどいじめるから! ( No.1 )
- 日時: 2011/05/21 16:29
- 名前: 奈美
いいよね、いじめて。だってつまらないんだもん、楽しい事ないから。友達そんなにいないし、暗いし。ただそれだけだけど――
―――――プロローグ
放課後の学校―――
女子トイレの奥の、窓の下に一人の女子がすわりこんでいた。その周りに女子たちは集まっていた。
「ふふふ、あなたはこれから生贄よ。私たちのね」
リーダーと思われる子の声だ。
「・・・えッ―――い・・・ま・・・なん―――て―――」
すわりこんでいた子は、かすれ声で言った。よく見ると、疲れた顔にを
していて、髪はクシャクシャで、下半身に、水をかぶっていた。リーダ
ーの隣にいた子が話し始めた。
「えー、今なんて?もっとやってほしいって?」
すわりこんでいた子は、立ち上がろうとした。けれど、リーダーに肩を押されて背中を壁にぶつけ、ズルズルとまたすわってしまった。
「いッ―――て・・・な・・・い・・・ち―――が・・・う」
リーダーが、左横にいた子に目で合図した。左横にいた子は、後ろから水の入ったバケツを持ってきた。
「もっとやってあげるわ。ほら」
リーダーがバケツを受け取ると、頭の上からバッシャーン。床は水浸しになり、近くの排水溝にポタポタと少し流れた。髪はクシャクシャのまま、ペタッと頭に張り付いた。
「なにしてくれてんのよ、足が水浸しじゃない。」
端っこにいた子が濡れた髪をつかむと、下を向いていた顔を無理やりあげさせ、自分たちの方を向かせた。
「やめなさい。今日はこれくらいにしましょ、明日があるでしょう」
リーダーがそう言って止めると、
「それじゃあ、片づけはコイツにやらせればいいですよね」
端っこの、髪をつかんだ一人が言った。リーダーはフッ、と笑い、
「ええそうよ、そうにきまってるわ。じゃあ、さっそくよろしくね。も
しやらなかったら・・・わかるわよね。」
いじめられていた子は、重たい頭を、いやいや縦に振った。今のようなことが、エスカレートするのが嫌なようだ。
「それじゃあよろしく。フフフ」
最後にクスクスと笑って、リーダーがトイレから出て行った。それに続いて、笑いを残して、他の子たちも出て行った。一人、トイレに残された子は、しばらくうつむき、黙り込んでいた。
「・・・ど―――して・・・わた・・・し・・・―――が―――グスン」
すすり泣きを始めた。明日から、どうなるだろうと思いながら―――
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