大人オリジナル小説
- 嫌い嫌い嫌い大嫌い
- 日時: 2011/05/23 18:35
- 名前: 沙彩
今日もあふれ出る涙。
今日なんて雑巾のしぼった水を飲まされた。
もう耐えられないよ----------!
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- Re: 嫌い嫌い嫌い大嫌い ( No.1 )
- 日時: 2011/05/23 18:55
- 名前: 沙彩
ただいまと言ってからすぐ、あたし達はテーブルを囲み夕飯になった。
「あ、聞いてちょうだいディナ。ミィナったらまた賞をとったのよ!
今回は作文の全国コンクール!」
お母さんが生き生きと話だす。
「んもー大したことないって!あははっ」
妹のミィナは笑いながらお母さんの腕を軽くはたく。
「ははは、でもディナと比べたら比べ物にならん!本当に大したものだ」
お父さんが一言いう。
ズキ
ほらまただ。
心にナイフを突きつけられる感じ。
笑いがとまり、3人の視線があたしの心をまた突き刺す。
「そんなこと言ったら可愛そーだよぉ
大丈夫だよお姉ちゃんっお姉ちゃんだって探せばいいところ1つくら
いあるって!ねぇお母さんっ!」
イラッ
次は腹をえぐるようないらつきがあたしに襲いかかる。
ホント疲れる。
「えぇ、ディナは優しい子よ。
それに人の気持ちを考えられるし、頑張りやさんだもの。」
お母さんが暖かい微笑みをあたしにしてくれる。
ホッ
お母さんの優しい言葉に気持ちがほっこりする。
でもそんなのを見てミィナは眉間にしわを寄せた。
「でっもっさ〜勉強はダメなんだよねー残念!」
ウザい。大嫌い死んじゃえばいいのに
「ミィナ!なんてこというの!?ディナは毎日頑張ってるのよ!
ミィナのそういうところは母さん嫌い!
いくら勉強ができても優しいこじゃないとだめよ!」
お母さんがミィナに怒鳴る。
スカッ
心が弾む。
お母さんだけはあたしの味方よ・・・。
お母さん大好き。
「美奈子!ミィナは賞をとったのに怒鳴ることないだろう!
お父さん嫌い
「うえぇんお父さん・・・!」
どうせ嘘泣きだろ。大嫌い
「・・・ミィナ、嘘はやめなさい!泣いてないでしょ!貴方も甘やかっ
鈍い音が部屋に響き、お母さんの声がとぎれる。
「ッ-----------------------!」
「いい加減にしろ美奈子。」
そういってお父さんはお母さんに麦茶をかける。
ミィナは笑ってる。
最低大嫌い大っきらい
あたしはお母さんに駆け寄る。
すると2人はリビングから出ていった。
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