大人オリジナル小説
- 私達の学校
- 日時: 2011/05/28 09:36
- 名前: いちゃご
--------------春。
優しい風と陽気が心を落ち着かせ、不安と新しい出会いがある春。
あたし、園田楓。(そのだ かえで)。
高校2年生になりましたっ!
桜の下にある緑色の校門。
何度も見た筈なのに、何故か初めて見るような気がした。
校門をくぐると、友達が前を歩いているのに気づいた。
「おはようっ!千春っ美風っ」
あたしが走ってゆくと、2人ともニッと笑って「おはよう」と返してくれた。
この光景は、もう何度も繰り返しているけど、飽きない。
でも、心のどこかでちがっていたのかもしれない----------。
「あ、クラス割・・・」
美風が指を指すところには、人がたかっていた。
「うわ〜すごい人だネ〜」
千春がため息をつく。
でも、あたし達はクラス割表を見に行った。
「やった〜〜!3人一緒だぁ!」
最初に声を上げたのは美風だった。
「ヒィッ!?」
でも、明るい声は悲鳴にかき消された。
「ど・・・どうしたの!?」
あたしは焦ってうずくまる千春に寄る。
「嫌・・・どうして村崎千陽と一緒なのよ・・・?」
ボソリといった声にあたしの血の気がひいた。
「村崎・・・千陽・・・」
あたし達3人はしばらくそのままたっていた。
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- Re: 私達の学校 ( No.1 )
- 日時: 2011/05/28 18:02
- 名前: いちゃご
村崎千陽は、強大な権力を手に、人をいじめまくる最高な人。
「やだ・・・いじめるのも、いじめられるのも・・・!」
千春が頭をかかえる。
フ リ な じ ゃ な い ?
「村崎って最低な奴だよね。」
美風がため息をつく。
その言葉を聞いて、あたしはいてもたってもいられなくなった。
「その台詞、もーらい♪」
あたしはそういって、女子が集まるところへと走った。
「千陽様!おはようございます!」
あたしは村崎に挨拶をした。
「あら、見ない顔ね。」
「失礼しました。2年2組、園田楓といいます。
今回は、千陽様と同じクラスになれて、光栄です!!」
あたしは、心にもないことをいった。
「・・・よろしく」
「ありがとうございます!今回は・・・」
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