大人オリジナル小説
- 指。【小説集】
- 日時: 2011/07/26 20:35
- 名前: テクノ
初めましてっ!テクノと申します。
このスレで小説集書こうと思うんで宜しくお願いします!
荒らしコメなどは無しですよ。
登場人物
>>1
第1話 >>
- Re: 指。【小説集】 ( No.2 )
- 日時: 2011/07/26 21:40
- 名前: テクノ
第1話
カタカタカタカタカタ……カチッ
「……」
無言で一人少女がパソコンのキーを打つ。「sine.busu.kiero.usero.zikotyuonnna」と。
返信はすぐに返ってくる。
モニタに映し出される無数の言葉。
アンニュイ:同感〜www
とばっちり:自己中女は早く消えろぉ^言^
裏表少女:うんうん、さっさとこの世界から消えてくれません?いっそ宇宙に……あ、宇宙が汚れちゃいますね〜
ロールド:wwwwww吹いたww
ウルト●マン:ギャハハハハハハ(泣笑
とばっちり:どこの世界に行けと?wwww
ロールド:存在ごと消えよーぜぇwwwwwwww
画面外でクスクスと笑う少女。遅れてもう一人返信が返って来た。
天使女王:やっだぁ!自己中女は嫌いよぉ?早く出てって!
少女はたまらず吹きだした。何言ってんだコイツ、という顔で。
アンニュイ:おま、さては空気読めないんだな?ぷふぅっw
ウルト●マン:お前の事言ってんだよ、悪魔ゴミがwwww
裏表少女:クズは出ていけと言ってるんですよ〜?素直にゆーこと聞いてください^^
可能サーバー:↑に同じ。存在ごと消えてくれないともはや全世界が腐る
ロールド:可能サーバーすげw↑二つに同意して、明日皆の記憶から消えてるの待ってるぜい
天使女王:あたしもぉ!うえにどういぃ!
可能サーバー:アンタ自分で自分を罵ってるの分かってんの?あ、Mなのか?
天使女王:ちがうもぉん!あたしはぁ、悪魔ゴミなんかじゃないよん
とばっちり:じゃークズ?
天使女王:ちがうもん!天使みたいなぁ、愛くるしい容姿でぇ、皆をまとめるのが女王様なのぉぅ!
ロールド:意味フ
ロールド:意味フ
ロールド:意味フ
ロールド:意味フ
ロールド:意味フ
ロールド:意味フ
ロールド:意味フ
ロールド:意味フ
ゴミクズ:あぁもう荒らしっ!やめてよね!管理人さんあたしを助けてよぉ
ゴミクズ:てえぇ!?天使女王様が、ゴミクズになってる!誰!?
可能サーバー:アタシでぇす
ゴミクズ:でられないっ!アンタがしたの?管理人に言いつけるぅ!
画面外の黒い少女はまだ笑っている。はは、この自己中女はまだ気付かないのか、と呟いている。
少女はまだまだ指を動かしキーを打つ。叩くように。
可能サーバー:どうやって言いつけるの?
ゴミクズ:うえに、管理人報告掲示板ってのかあるじゃない!
ウルト●マン:マジかよwあぶねぇぞサーバー。
ゴミクズ:マジよ?ていうかなんでこんな事出来るのよ!?
可能サーバー:”可能サーバー”だから。
アンニュイ:答え?
ゴミクズ:なわけないでしょ!?
裏表少女:仕方ない、教えてあげるね。可能サーバーは……
ロールド:わ?
裏表少女:このチャットの管理人なんです!
あー、言っちゃったか、未央。と言って頭を掻く。でも良い。どうせゴミクズ……尾崎は目を見開いているであろう。
そんな事を思いながら「そゆ事。学校あるから落ちる」とだけ打って退室。
パタン、とノートパソコンを閉じて、黒いカーテンを横に寄らせた。
「眩しい」
それだけ呟いて、私、三葉幸希は半分開けたカーテンをまた閉めた。