大人オリジナル小説

   ケータイ依存症
日時: 2011/09/04 18:43
名前: 芹菜 ◆t59uoh.bJo

 携帯電話が一番の友達?

( ケータイ依存症 )




こんにちはっ(^ω^) 芹菜と言います!
題名については、携帯依存症ではなくあえてケータイ依存症です((
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Novel

登場人物>>1 オリキャラ募集用紙>>2

【1】ケータイ依存症
>>7

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Re:    ケータイ依存症 ( No.7 )
日時: 2011/09/04 22:41
名前: 芹菜 ◆t59uoh.bJo

【1】ケータイ依存症


 携帯電話がないと落ち着かない。
無人島に何か一つだけ持っていくなら、と訊かれたら私は即座に「携帯電話」と答える。
携帯電話がないと生きていけない。いわゆるケータイ依存症。


「小鞠、もうお風呂上がったの?」
 皿洗いをしていたお母さんが、不意に手を止めて訊いてくる。
髪の毛は濡れてるしバジャマ姿なんだから見れば分かるじゃん、と思ったが、表情には出さずに「うん」とだけ答える。
「あんまり夜遅くまでメールしてちゃ駄目よ」
 私は曖昧に返事をして、髪の毛も乾かさず一目散に二階に行った。

 階段を上がって正面の部屋に入る。
 ほぼ機械的に、机上にある白色でシンプルなデザインの携帯電話を手に取る。
開くと、待ち受け画面にCメール一件、と表示された。
同じクラスの高崎愛佳からだ。
 メールの受信時刻と今の時刻を照らし合わせる。
十分前に来たものだった。急いで返信しないと。そう思い、メールを開く。

『やばいよ小鞠! 数学の課題が終わらない><』
 苦手な数学を前に、四苦八苦している愛佳の姿が頭に浮かぶ。
『私はもう終わったよー♪ ファイト(^o^)/ ところで明日の二時間目って科学だった?』
 慣れた手付きで文字を入力し、私は返信ボタンを押した。
少ししてから、相手にメールが届きました、と画面に表示される。

 携帯電話を持ったままベッドに寝転がる。
しばらくして、別の友達からメールが来たので、すぐに返信した。それからその子とメールのやり取りをしていたが、向こうが明日は部活の朝練のためもう寝るというので、お休みと返信してやり取りを終えた。

 まだ十一時か。と、画面に表示された時刻を見て思う。
 愛佳からは一向にメールが返ってこない。もう三十分以上経つというのに。
愛佳はすぐに返信してくるタイプでこそなかったが、三十分も返信を滞らせるということはなかった。


 ……もしかして。
もしかして、メールの返信がないのは私のせい?

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