大人オリジナル小説
- いじめ地獄
- 日時: 2011/10/29 21:31
- 名前: Yuki
プロローグ
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終わらないよ、永遠にね____
ほら、早くあの世に行きなよ
あんたなんかいらないんだよ
気持ち悪い
人間のクズ
どんなに泣いたって、誰も助けないよ
どんなに叫んだって、解放しないよ
それが、あたし
いじめられる人はクズ
また一人いなくなったね
次は____
誰にしようか?
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- Re: いじめ地獄 ( No.2 )
- 日時: 2011/10/29 22:03
- 名前: Yuki
最高
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“坂野 歩”
今の、あたし達のいじめのターゲット。
「おはよー、捺!!」
「おはよう美枝」
「美枝、歩に会わなかった?」
「歩?会ってないよー」
皆、普通にあたしと話す。でも、失言しないように気を付けている。
「おはようございます。高坂さん」
敬語の子もいる。あたしは、お金持ちって訳じゃない。
ただ、あたしのいじめが怖いだけ。それだけの理由。
「紙夏ってばー、タメでいいのに」
「あっ、わかりました。」
「ねー、紙夏、歩に会ってない?」
「歩?会いましたよ」
「どこで?ってかタメ!!」
「えっ、はい。正門らへんで」
「ふ〜ん、ありがと!!」
あたしは、教卓の方に行くと、大声で叫んだ。
「みんなー、ちゅーもく!!
今からおもしろいもんが見れるよ!!
靴箱にしゅーごー!!」
あたしの言葉に、美香と春奈が一目散に靴箱に向かう。
つづいて、美枝と紙夏。
あたしの命令に背く人は、いじめられるシステム。
あたしも、階段を降りる。
「邪魔!!」
相手も確認せず、邪魔だと思ったら突き落とす。
「いた!!」
後ろの方で、悲鳴があがった。階段から落ちたらしい。
いい気味!!落ちればいいのよ(笑)
「きゃー!!」
それとは、別に、また悲鳴があがった。
それと共に起こる、笑い声。
「邪魔!!」
次々に人を押し退けて、靴箱へと向かう。
そこには、ゴキブリが体についている、歩の姿があった。
必死にゴキブリを払おうとしている。
「あっははははは!!」
あたしは、笑うと、春奈に大声で
「あんたゴキブリ何匹持ってきたのよ(笑)」
っと言った。
「あははー!! 10匹位?」
その言葉に皆が笑う。
涙目の歩は、あたし達を見ていた。
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