大人オリジナル小説
- 無理とも言えずに_
- 日時: 2011/12/16 20:16
- 名前: Wicked ◆cFxt.boFQM
Wicked...ウィケッドと申します。どこかの言葉ではたしか…。
そう、たしか。邪悪、そういう意味だったと思います…。
>>1 目次。
・・・
・・
・
・
・
一人の少年がいました、
少年はいつも笑顔でした、
皆に…、慕われていました、
表向きだけでは…。
…。そうはいっても、少年の裏の顔をしる人なんて存在しません。
それもそうです。少年は、 [無理とも言えずに_ 苦しんでいるんですから…。]
Page:1 2
- Re: 無理とも言えずに_ ( No.2 )
- 日時: 2011/12/17 11:50
- 名前: Wicked ◆cFxt.boFQM
今日は、何月何日の何時だろう…?
何も考えていなかった頭に、ふと、そんなことが思い浮かんだ。
そして…… ___まぁいっか、
思い浮かんだこともどうでもよくなった。
彼が何も考えなくなったのは5年ほど前…。彼がまだ、小学6年生だった頃、
彼は、そこそこ…いや、途轍もなく、もてていた。
「あ、あのっ!棗…くん、あのねっ?ちょと、話が…あるの…いいっ、かな?」
ウウェーブのかかった茶色の髪と心を揺らして彼…。坂本棗に近づいた一人の少女、
名は、明保恋納。家が有名ブランドメーカーで有名のちょっとしたお嬢様。
本当に有名なのはそれだけではない…が、それを彼、棗がしるはずもなかった。
だから、彼女の罠にはまってしまった…。
「棗くんがっ!棗くんがぁ〜〜!!!」
立ち入り禁止の屋上から聞こえたのは、恋納の“わざとらしい”悲鳴と、棗の“何か”が壊れた音…。
Page:1 2
PR