大人オリジナル小説

わたしたちの2年B組
日時: 2012/02/15 19:32
名前: リナ ◆Vtjl1OZaTk



不登校。いじめ。リストカット。万引き。無断バイト。性行。反抗。


「あはははははははははっ、我が2-Bへようこそ!!」


社会問題系で書くのは初のリナというものです。緊張してます。
高いところと暗いところが苦手でございます。
主に女子のお話ですので男子は居ないと思われます。期待しないでください←
いろいろな問題を抱えた2-Bを、まだ教師として足りない若者が良いクラスにしようと奮闘する物語でございます。
乱文で駄文ですが、付き合ってやってください。よろしくおねがいします。

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Re: わたしたちの2年B組 ( No.2 )
日時: 2012/02/15 20:29
名前: リナ ◆Vtjl1OZaTk


1 【鐘】

「私に近寄るな、汚れる」

「あははぁ、由奈子さんって面白いわ」

木製の机に腰かけた2人の少女は楽しそうに笑う。けらけら笑う。

教室は大いに荒れ、机は倒れゴミがちらばり、黒板は綺麗に割れていた。
掲示板と称されたゴミはぼろぼろで、窓は全壊、夏のはじまり、爽やかな風で破れた黄色いカーテンがなびいている。

「痛い....や、やめて」

制服をきっちりと着こなしたツインテールの女の子が、叩きつけられるモップに怯えている。そのモップをもつのはさっきの二人の手下、というのが相応しいだろう。

女の子はこの教室のようにぼろぼろになり、茶色のゴムでまとめられた綺麗な髪も、黒のブレザーも、もう跡形もなく壊されていた。

「さあ出来たわよ、これは生卵が自動で出てくる機械なの!! あ、避けるのは無理なのよ。なぜかってねえ...」

プラチナブロンドのさらさらした髪を風になびかせながら、近代風な小型機械を手に持ちどや顔で説明を始めるこの美少女。

「よし、永谷早くそれ寄越して!! 早くしないと輝くん来るし」

永谷と呼ばれたプラチナブロンドが機械を渡す。レバーを引いたら、勢いよく生卵が飛び出し、いじめられている女の子の頭に直撃。
割れた卵が彼女の顔をつたい、落書きだらけの床に落ちる。

「わあ、双子だあ」

ひょこひょこ来た永谷が割れた卵を見る。それどころではない女の子は、涙をぽたぽた落とし下を向いている。


こつ、こつ______

後ろから足音が聞こえる。
永谷を除くほとんどが彼女のために道を開ける。

卵をしたたらせるその子の前にたった彼女は、

「おはよう。 今日も朝から嫌な顔ね」

がこん。
鈍い音が教室に響く。

永谷の自信作。ただの長い棒を改造して作られたそれが、いじめを受けるその子の顔を思いっきり殴る。

「あはは、襟元さんって面白い」

横に倒れたいじめられっ子、いや襟元が弱々しい目で見上げる。

「松坂さーん、お金」

永谷が笑顔でいじめっ子の前に立ち、手を差し出す。
いじめっ子松坂さんにこんなことを言えるのは、彼女一人だろう。

「......仕方ない」

千円札数枚を永谷の小さい手においた松坂は、もういじめに飽きたのか手下を引き連れて席に戻った。


その時、鐘のうるさい音がなり、担任の青山が来る。そして襟元を見つけ、事情をききだし下手な説教をするのだろう。

こんな日常、慣れている。



___________
はい、かなり酷いことしてます←
すいません、おかしな文章で。





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