大人オリジナル小説
- 僕の問う先には――
- 日時: 2012/02/16 16:41
- 名前: 秀麗
こんにちは。はじめまして。
別館に来たの久しぶりだなー・・・
×秀麗 ○秋冷
です、が・・・
初めに漢字変換を間違えたので名前はこのままです;
ま、まぁ気にしないでくださいね!
目次は>>1へどうぞ。
[登場キャラ]
長谷川聖也――中学2年。盲目。妙天然。本編主人公。
鈴木流――中学2年。口が悪い。虐めのリーダー。
西野由良――中学2年。成績抜群。聖也の幼馴染。
佐藤鈴音――中学2年。無口。不思議な気配がたたよっている。
[プロローグ]
ある日、僕――長谷川聖也――は突然目が見えなくなった。
真っ暗な世界。何も見えない。
聞こえるのは声だけで、物は手探り。
そんな中、病院から出た僕が学校へ通いだすと、『虐め』が始まった。
――僕は目が見えないから。
僕を虐めてる人はわかってる。
――鈴木流――
彼は、どうして?何で、僕を虐めるんだ?
僕の問う先には――
あるべき答え≠ヘ暗闇のままだった。
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- Re: 僕の問う先には―― ( No.2 )
- 日時: 2012/02/16 16:59
- 名前: 秀麗
[01:登校]
「――気をつけていってくるのよ」
「うん」
聖也は学校まで送ってくれた母親に礼をいい、教室へ向かう。
(――本当に、何も見えないや・・・・階段、この辺かな?)
手探りで歩いていると、手が手すりに当たる。
聖也はしっかり手すりを握り締めると、ゆっくり階段を上った。
一ヶ月前――
聖也は家への帰る道にある横断歩道を渡っていた。
するとそのとき、
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁーー!!!」
女性の悲鳴が上がった。
その方向を見ると、暴走した大型トラックがこちらに向かってくる。
―――そして、横断歩道を渡っていた人の半分の人が死んだ。
そして、聖也も渡っていた一人――
そして、特に一番突っ込んできた場所にいたのだが――
生きていたのだった。
ただし、怪我は重傷で、目が見えなくなったいた。
(本当に・・・・目が見えないのは、辛いな・・・)
やっとのことで教室に辿り着き、授業が始まっても、
教師の声が聞こえるだけで、黒板に何を書いているかわからない。
ノートも取れない。
聖也はふぅ、とため息をついた。
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