大人オリジナル小説
- 閉じた光
- 日時： 2012/03/10 15:06
- 名前： 千愛
どうもこんにちは
千愛（ちあ）と言います
まだまだ学生の身なので更新は途切れがちですが、よろしくお願いします
こちらは、ＲＡＤＷＩＭＰＳの『閉じた光』という曲を題材にしています
本来、閉じた光という曲は戦争の特攻隊を歌った曲ですが、解釈の仕方で一つのパターンがあるのでそちらを軸として話を進めていきたいと思います
曲を聞いたことがない方でも、読めるようにしていきます
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- Re: 閉じた光 ( No.1 )
- 日時： 2012/03/10 15:05
- 名前： 千愛
―――あなたにナニカ届けたくて、
声だけ持って走りました―――
中学２年の夏。
そこから僕は一気に虐められるようになった。
理由は分からない。
僕は昔から虐められる傾向があった。
初めて虐められたのは小学校３年生の時。
クラスのリーダー格の奴に上履きを隠された。１回どころではない。毎日だった。
たとえ新しい上履きを買ったとしてもその日のうちに隠され、とんでもないところから発見される。
担任教師も、探してくれていたけれどさすがに毎日となるとめんどくさくなったらしい。
僕に説教を垂れるようになった。
「お前がどんくさいから隠されるんだ」とか、「隠されるのが嫌ならば上履きなど履いてこなくても良い」とか「お前がいるとクラスの雰囲気が崩れる」とか、終いには「お前はクラスにいらない」とか言われた。
その教師はその後僕を虐めていたことが教育委員会にバレて教師をクビになってたっけ。
内心ざまあみろって思っていたのは内緒だ。
虐められ慣れた僕は、悲しいという感情がなんだか分からなくなっていた。
常時悲しいからかな。それもわかんないや。
僕はその感情を忘れるために今日も屋上に向かう。
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