大人オリジナル小説

血が見たいなぁ。
日時: 2012/04/29 00:38
名前: あおぴー

昔、シリアス・ダークで書いていた話を少し、改変しましたw
見直してみるとこっちのほうがしっくりしていたのでここに投稿することにしました。
題名も若干の変更をしています。
でも、内容は大体は同じですw
いわば、リメイクってやつです。
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登場人物

中野 麻衣 中一
精神疾患を患っており
人殺しをしてしまう。
リストカットまでも、してしまう。
よく精神安定剤を飲んでいるが
ぜんぜん効かない。

鈴木 鈴 中一
麻衣の精神を落ち着かせようとがんばっている
一度麻衣に殺されそうになった。
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宜しくお願いします。

オリキャラもいつか、募集したいですw

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Re: 血が見たいなぁ。 ( No.6 )
日時: 2012/04/29 11:25
名前: あおぴー

第5話 殺人鬼となった私。

空を見てみると綺麗な満月が出ていた。
月明かりがすごく眩しくて綺麗な満月。
私は、赤い服を着ているから血のあとは全然、分からなかった。
黒いリボンが付いていて、白い襟が特徴だ。
手には赤く染まった包丁を持っている。
風が吹いて、黒いリボンと長い髪がなびく。
「月ってこんなに綺麗だったんだ・・・。」
思わず、そうつぶやいてしまった。
ハッと我にかえり、時計をみると1時40分になっていた。
私は、全力疾走で家に帰り、自分の部屋に即座に入った。
そして、パジャマを着て、包丁は布に包んでクローゼットに隠した。
そして、布団に入った。
でも、問題があった。
なぜか、寝付けないのだ。
(嘘・・・なんで・・・?)
私はひどく興奮状態にあるようだ。
何度も寝返りをうっていた。
そして、目だけで部屋の周りを見ていたら、あるものが目についた。
水槽にいる、金魚だった。
金魚を見た瞬間、無意識にクローゼットの中にある包丁を出して、金魚を手にすくっていた。
持っている金魚を机に上において包丁で一刺しした。
包丁を刺す前はピチピチといさぎよく跳ねていたのに、
一刺ししたらぐったりと項垂れているようだった。
金魚から包丁を引き抜くと人間と同じように赤い血が付着していた。
見た瞬間、興奮は終わり、代わりに満足感が出てきた。
(あれ?金魚殺して、血を見たらなんだか眠れる気がする。)
手についた、血を拭いて金魚の死体と包丁を隠して布団に入ったら、その夜はグッスリ眠れた。
朝、起きてようやく気づいた。
(ああ、私、ようやく気づいた。ヘマトフィリア(血に興奮する性癖)になっちゃったんだ・・・)

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