大人オリジナル小説
- 戸惑いの、心冷たき者達1
- 日時: 2012/05/20 20:45
- 名前: 凪沿 矛摘
登場人物
・家谷 蝶香(いえやちょうか)♀(12歳)1年3組
怜未達のいじめの対象。一人称:私
・五条 怜未(ごじょうれみ)♀(12歳)1年3組
蝶香のクラスメイトで、蝶香をいじめる3人グループの中心。一人称:アタシ
・背西 キヨ梨(はいせいきより)♀(13歳)1年3組
蝶香のクラスメイトで、蝶香をいじめる3人グループの1人。一人称:アタシ
・琴辺 瑞乃(ことべみずの)♀(12歳)1年1組
クラスは違うが、蝶香をいじめる3人グループの1人。一人称:みずの
・滝 有醍(みなとゆうだい)♂(13歳)1年3組
蝶香のいじめを黙って見ている。一人称:俺
※これはフィクションです。人物や出来事は全て架空の物であり、現実とは一切関係有りません。
-私、家谷 蝶香。今日は6月8日。今は朝休みでもう直ぐ私が授業をを受ける1年3組に着く。
あーあ、今日も学校か。1年3組の教室何て入りたくもない。だって私…
いじめられてるから-
だけど入るしかない。だから私は教室に足を一歩踏み入れた。その直後、胸に突き刺さる私のいじめの中心、怜未の恐怖の声が聞こえた。
怜未「うわ…。蝶香が来やがった。」
すると怜未の仲間のキヨ梨も、
キヨ梨「うぇぇww。何で一々この教室に入って来んの?。すんごい目障りさぁww。」
怜未達も、このクラスの皆も窓側に寄りかかって、私から離れて行く。私から逃げて行く。
くだらない奴等。…もう無視しよう。
私は何事をなかった様に一番廊下側にある自分の席に鞄を置き支度をし始めた。幾つもの冷たい視線を感じながらも『気にしない 気にしない』と自分に言い聞かせた。それでもやっぱりモヤモヤする。鞄を置きにロッカーへ行っても、酷い事を言われたり、避けられたりする。
皆もそれを喜んだ。「ナイス突っ込み!!。」と笑って居る人もいた。
朝から早く帰りたいと言う気持ちが強くなって来る。
教室から逃げようとしても、違うクラスの琴辺 瑞乃がぐちゃぐちゃに丸めた白紙を私に投げ付け、私は横のロッカーにぶつかった。
広げてみると『ウザい』と大きく書かれていた。
私がその紙を振り落としても、ウザいと言う言葉が、私を責めて込んで来る。
…はぁ。もういい加減にしろっっーの!!。
と強気に思っていながらも、涙が溢れてる。それでも『大丈夫?。』何て言ってくれる人なんかいない。
-to be continued-
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