大人オリジナル小説
- ネット・トラブル!
- 日時: 2012/06/05 19:08
- 名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2
どうも初めまして、またはこんにちは。
九龍と申します。
今回は、ネット内での問題に立ち向かう、少年少女の物語を書いてみます。。
シリアスよりの社会系です。
犯罪は、ネット内なら何でもアリ的なことになってます。
―御注意―
・作者が嫌いな人は、お帰りになった方がよろしいかと。
・チェーンメール、荒らし等は歓迎いたしません。
・主人公は、心は悪人。
―よろしいでしょうか?―
目次
お客様
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- Re: ネット・トラブル! ( No.2 )
- 日時: 2012/06/06 20:18
- 名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2
【チャット戦争】01
その人は、突然俺の目の前に現れ、突然消えていった。
チャット内での出来事なんだから、仕方がないと思うけど。
第一印象は、かっこよくて、正義感の強い人だった。
是非、話してみたいなって思うような人だった。
黒兎>私、いつも思うんだけどさー。
クレアってムカつくよね?
レイラ>あー、確かにw
なんっていうかさ、話が合わないしね。
黒兎>しかも、元荒らしw だしねw
レイラ>あー、分かる分かるw
黒兎>どうせだしさー、あいつのこと、虐めてみない?
俺は、パソコンの画面に次々と出てくる文字を見て、ため息をついた。
チャットいじめ。
俺は、そんなものに縁はない。
そう思っていただけに、自分の目の前でこのような会話が行われていたときは、驚いた。
俺は、薄暗い部屋のなか、パソコンの画面をじっと見つめた。
「……ま、俺にはカンケーないし」
俺は肩をすくめ、右上にある退室ボタンを押そうとした。
面倒事に巻き込まれるのはゴメンだ。
クレアさんはかわいそうだと思うけど、顔も見たことがない人。その上、話したこともない人を助ける気はない。
そう、思っていた。
あの人に、会うまでは。
>> ラザロさんが入室しました。
「……ラザロぉ?」
首をかしげながら、小さく呟いてみる。
聞いたことない名前だな。
このチャットルームに来るのは、初めてなのか?
俺は、そんなことを考えながらも、早く退出したくて、マウスをクリックしようとした。
その時。
ラザロが発した言葉によって、俺は、マウスをクリックする手を止めた。
ラザロ>虐めは、よくないですよ。
どんな理由があろうと、絶対に。
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