大人オリジナル小説
- 近寄んな
- 日時: 2012/07/12 22:25
- 名前: 黒部
どうも、
いじめの小説ははじめて書きます。
「あるあるじゃねえか」と思われる可能性がありますが、
よろしくおねがいします
- 近寄んな ( No.2 )
- 日時: 2012/07/19 20:04
- 名前: 黒部
夢は、鞄の中から出した教科書や筆箱を机の中にしまおうとしたが、何かがつっかえて入らない。教科書を押す度、グシャという雑音が聞こえる。夢はめんどくさそうに長い息を吐き、ゴミ箱へ向かった。
「めんどくせェ・・・」ゴミ箱片手にゆっくりと自分の机に向かう。もう片方の片手には教師がよく使う長く太い定規が握られていた。
ガコンッ
そのゴミ箱を乱暴に机の下に置いて中をのぞいた後、定規を机の中に突っ込んでゴミ箱に落として行く。落ちて行くのは丸められた紙とともにゴキブリやネズミの死体が埃と混じっていた。夢がぞの作業をしている間女子の悲鳴が聞こえたが、夢は何事もなかったかのようにゴミ箱と定規をもとに戻し、自分の席に座った。それと同時に閉められていた教室のドアが勢いよく開いた。他の生徒は夢が来た時の様な反応を見せたが、夢は一度そちらを見ただけですぐにもとの位置に視線を戻した。
「おはようございます皆様!」雅(みやび)は周りにごついSPをおき、えらそうな表情を見せる。これを世間では
『わがままなお嬢様』と呼ぶだろう。そのお嬢様は周りの生徒とは違い、スカートが長く頭に花を乗せている。その姿を見た生徒は頭を深くさげ、
「お、おはようございます!雅さま!」その声を聞くなり満足そうな笑みを浮かべた後、夢の座っている机に向かう。
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