大人オリジナル小説

裏切りの舞台【第2期】
日時: 2012/07/25 20:23
名前: 千草

 プロローグ
 夏がすぎたこの季節は、少し残暑が残る季節でもある。九月の朝は少し肌寒さも感じるのだ。
《昨日起きた、高校生殺人事件で容疑者の少女は、数名を刃物で刺した後、自分のお腹を刺して自殺しようとした模様で―――》
 今朝からこのニュースばっかりだ。論計学園で起きた事件。“殺人事件”が起きたのだ。容疑者は、立花 桜。クラスの生徒を数名刺し、自殺しようとした。だが、自殺しようとした桜を止めた人間が居た――それは、浅海 楓だ。


「…楓、まだ学校に行かなくても良いんじゃない?」
 楓は制服の裾に腕を通すと、玄関に腰掛けた。その後ろで母親の沙耶が心配した表情で楓の背中を見た。
「いや、行くよ…多分警察も着てると思うし…」
 あの事件から、一週間が経った。学校はもちろん、警察も動いているだろう。
「でも、ムリして行かなくても良いのよ?怪我だって、まだ―――」
「母さん。大丈夫だよ…何となく、“こう”なる気はしてたんだ…」
 楓は、立ち上がるとドアを開け、一瞬立ち止まり振る向いて母親を見た。そして、小さく微笑む。
「行ってきます…」
 沙耶は心配しながらも微笑み、楓の言葉に返事をした。
「いってらっしゃい」
 母と心を打ち解けるのにも時間がかかったと思ったが、今では家に変えるのが楽しくなっている。


 これは、あの日から時を経て三年生になり、事件が起きるまでの物語である。


Page:1 2



Re: 裏切りの舞台【第2期】 ( No.2 )
日時: 2015/09/23 00:38
名前: みゅ

頑張ってくださいね!

Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。