大人オリジナル小説
- 汚染の玉座
- 日時: 2012/08/07 17:27
- 名前: 甘楽(霧拉々木)
初めまして。甘楽と申します。普段は二次小説(紙ほか)、BL/GL小説
で小説を書かせて頂いています。
こちらで小説を書くの初めてなので、稚拙な文章ですが、どうぞ
よろしくお願い致します。「いじめ」をテーマにした小説です。
オリジナルのキャラクターを動かしています。
〜登場人物〜
名前・小野寺 翔(おのでら・しょう)
性別・女
年齢・16歳
性格・冷静。男らしい。
容姿・綺麗な黒髪。中性的な美人。
名前・池谷 晋太郎(いけたに・しんたろう)
性別・男
年齢・16歳
性格・俺様。怖いもの知らずだが、一般常識はある。
容姿・端正な顔立ち。茶髪で髪が短い。目が獣のように怖い。
次回から話が始まります。退屈されるかもしれませんが、ごゆっくり
どうぞ。
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- Re: 汚染の玉座 ( No.1 )
- 日時: 2012/08/07 18:00
- 名前: 甘楽(霧拉々木)
序章
アハハハ・・・! キャハハハ・・・!
ケラケラと下品な嘲笑が響く。慎ましさなんて物は感じられない。
反射的に閉じた瞼を開き、顔を上げれば、端正な顔立ちの男が中心に
立っており、着飾った女が愛人のように取り巻いていた。女達は汚ら
しく口の端を歪めている。
両手は醜く肥え太った男の手によって拘束されている。振り向くと、男
が頬を紅潮させて私を眺めていた。
この男、私を拘束する役なのだが、私に欲情しているらしい。私は
男に軽蔑を籠めて一瞥し、前方を見る。後方で気味の悪い吐息が感じ
られる。
嗚呼、汚らしい手で触らないで欲しい。虫唾が走る。
吐き気を噛み殺し女を睨むと、女達は不快そうな表情し怒鳴り付ける。
「何だよその目はぁ!!」
「しゃしゃってんじゃないわよッ!!!」
私は無言でスッと瞳を閉じる。口を開く事すら大儀で不快だった。
その口を僅かに開き、言葉を発する。
「黙れよ」
中心の男は恐ろしい程澄んだ微笑み浮かべていた。その瞳が開いた。
唇は、ある言葉を発した。いつも通りの言葉を。
「やれ」
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