大人オリジナル小説
- 死にたがりの僕と強がりな君
- 日時: 2012/08/09 11:15
- 名前: 誰か
消えたい消えたい
痛い痛い
生きてる生きてる
今日も死ねない
何重にも重ねられた傷は僕の生きてる証拠
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- 僕と君 ( No.1 )
- 日時: 2012/08/09 11:40
- 名前: 誰か
「あんたみたいな奴1番嫌い。」
僕を睨みつける君。
知ってる。
僕はみんなの嫌われ者。
僕(手首)を見るなりひどく汚いものを見るような目をした君。
見ないで見ないで。
「切ればだれかが心配してくれるとでも思ってるの?」
違う、違うよ。
「生きてるって確認したいとか?そんな中二病じみたことでも考えてるの?」
「ち、違う。」
「まあ、いいわ。あんたが切ってる理由なんて興味ない。」
冷めた目をした君はずっと遠くを見てる。
僕なんか君の視界に入ってない。
でもね。
僕は君を見てる。
「被害妄想ばっかりしてことあるごとに切って・・・人間、その程度の傷じゃ死ねないのよ。」
馬鹿にしたように言って君は去って行った。
知ってるよ。
こんだけで死ねるなら僕はこんなに苦しんでない。
ねぇ、君は・・・
そんなことを言う君はどうなの?
みんなは明るい君の上辺しか見てない。
でも、僕は君を見てる。
強がりな君の弱さを見てる。
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