大人オリジナル小説

フレネミー症候群
日時: 2012/09/02 14:38
名前: 士空 ◆6JfReIMjHw


人間を信用することなんてできないと、その時に知った。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

初めまして。士天と申します。しそらと読みます。
完全に初挑戦の社会問題系小説。プロットはもやもやしてるし文才もないしあああああ、みたいなダメ作者ですが良ければお付き合いください。
コメントは大歓迎です。プリーズユアエールです。
*物語を見る上での確認事項

・いじめやリストカットなどのグロテスクな、人によっては不愉快な表現が含まれます。
・誹謗中傷などの荒らしはお控えください。
・誤字脱字などがあります。

以上の点OKの方はどうぞご覧ください。


「嘘つきは、何の始まりだったっけ?」

*トリップの言葉を忘れてしまいましたので別のトリップになりましたが、主です。

Page:1



Re: フレネミー症候群 ( No.1 )
日時: 2012/09/02 15:19
名前: 士空 ◆gWS4bFt5t2

01

「極々平穏な日常の中に突然紛れ込んだ非日常!果たして私達はどうなるのだろうか!?」

突然綾香が叫んだ。
一瞬クラス全員が固まったけれど、次の瞬間には「綾香ってば、また漫画ー?」「何々、何て名前の奴よ?」と女子が綾香の周りに集まってくる。
蝉よりも五月蝿い女子の声で、たちまち教室は埋め尽くされた。

綾香は、オタクだ。
アニメは一週間で17本も見て、家には常に起動したパソコンと何種類かの漫画雑誌がある。
全部趣味で買い集めているらしいけど、どうしてそんな事に興味があるのか私には分からない。
アニメなんかより、現実の方がずっと楽しいのに。

でも、クラスの皆は、私とは違う。
クラスの皆は「綾香と居ると楽しい」らしい。
それに私と綾香の関係を親友と思っている。そんなの私は真っ平なのに。
綾香なんて、只の現実見てない妄想女だ。それに気付いているのは私だけだけれど。

「灯鞠ー、何ボーっとしてんの?」
「…何でもないよ!綾香、その漫画の主人公って、性格どんな感じ?」

それでも、私は嬉しそうに表情を作って会話に加わる。
そうしないと、皆にきっと、嫌われてしまうから。
シカトとかもされるかもしれないし。
クラスの人気者に逆らうなんて馬鹿な事、私は絶対にしない。

――こんな風にその場しのぎの生活を私はしていた。

それがある日突然、音を立てて崩れることなんて私はまだ、知らない。



『…アヤカとヒマリという二人の少女の関係は、ゆがんでいるねぇ。
 片方はそれに気づいてないみたいだけれど、さ。
 ヒヒッ、物語の幕はまだ開いてないみたいだねぇ。
 次はどうなるんだろうねぇ。楽しみだねぇ…

 "ハブ・ア・ネクストタイム"。ばいばぁい♪』

Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。