大人オリジナル小説
- 許さない。
- 日時: 2012/09/13 18:58
- 名前: M-surem
いつもの様に窓の外を見つめて空を眺める。
私の中では結構このクラスは荒れていると思う。
突然始まったいじめ。
女の叫び声と、人を見下したような笑い声。
聞いているとこっちまでストレスが溜まってくる。
私の中で作り上げている、私だけの世界をヤツらは
打ち消していく。いい迷惑だと思う。
コイツは何が楽しくてイジめているんだろう。
コイツはなんで先生に伝わるように説明できないんだろう。
アイツは何でイジめられているのに気付かないんだろう。
皆、自分だけがかわいいと思っているのか?
見た目は同じじゃなくても、立場としてはコイツらは
平等なんじゃないの?
人に自分の人生を決められる筋合いはない。
だから自分は生まれてきた。
お前に叩かれる筋合いもないし、
蹴られる筋合いもないし、暴言はかれる筋合いもない。
何かしら理由つけて言い訳をする。
あくまで自分の意見を貫き通し、勝ち誇ったような顔を向ける。
じゃあ、いつもやられていたような事をお前にしたら
どうなると思う?―――ップ、イヤだよねぇ?
じゃあ、ガマンしているヤツはなんなのって話。
結局、自分の事しか考えていないってことだよね?
自分がかわいいって事だよね?
―――そんなヤツは許せない。
分からないヤツは、他人でも 肉親でも……
そんな根性を強制的に叩き直してあげるから――。
でも、これはコイツの為じゃない。
私の為。
さってと。スイッチも入っちゃったことだし。
始めよっか♪
――――――――――――――――――――――――――――
どもども〜M-suremです!おなごです(*´∀`*)
いじめ系なのか…ブラック系なのか…良く分からないが…
こっちにしてみました!文句は言わないでください…(´・ω・`)
コメントも受け付けてますっ!(´∀`)
でわでわ続きをお楽しみに〜
- Re: 許さない。 ( No.6 )
- 日時: 2012/09/14 18:56
- 名前: M-surem
8年前――。まだ私は6歳だった。
私の家族は元々貧乏だった。――今は普通の家庭だが――。
そのため、いつもろくなものを食べれない。でも、ガマンした。
父と母は私の為に懸命に働いた。
―――だけど、まったく儲からない。
何をやってもムダだった。
そんな中、父は自殺してしまった。遺書はなかった。
母は一人で私を守ろうと、再び懸命に働いた。
ムリだった。とうとう母は倒れてしまい、私一人で
守りきれない状態だった。
このままでは死んでしまう。
何かをしようと、隣の家を訪ねた。
しかし、扉は開けてもらえず、インターホン越しに言われたのだ。
『あんたみたいなバイキンの塊にあげるものは何も無いよ』
――――母が病に倒れたのは近所中に知れていた。
当然、一緒にいる私もバイキン扱い。
――当たり前だった。だけど――。諦めずに私は母の為に
近所中を練り歩き、訪ねた。
だけど…言われるのは『バイキン』『出て行ったら?』
『ごめんなさいね』……そればかりだった。
やがて、食べるものも無くなり、栄養失調と、病のせいで母は亡くなってしまった。
私だけでも生きようと、残飯をあさった。
――――――その時から私は人を信じなくなり、そして
自分勝手な人が大嫌いになった。
私はその後、親戚に引き取られた。
嬉しくなんかない。