大人オリジナル小説
- 裏掲示板。
- 日時: 2014/05/08 15:00
- 名前: ただの後藤
----------------------------------------
名無しさん:
ねぇ・・・1年2組みにいじめられてるこがいるの
知ってる?
----------------------------------------
----------------------------------------
匿名:
あぁ、アイツ?きもいよなwww
----------------------------------------
----------------------------------------
常連さん:
後さ、偽善者もいるよなwww
まじイラツクwww
----------------------------------------
----------------------------------------
名無しさん:
誰?
----------------------------------------
----------------------------------------
常連さん:
平田愛子。
----------------------------------------
そう、全てはこの裏掲示板にあった。
私達の人生、全ては裏掲示板の書き込みで左右された。
- Re: 裏掲示板。 ( No.1 )
- 日時: 2014/05/08 15:08
- 名前: ただの後藤
松田優季version
「おはよー!」
松田優季、1年2組み。
此処に来て早半年たって大分この学校の生徒らしくなってきた。
「あ、優季おはよー!」
この子は平田愛子。入学式の時に声をかけてきてくれてから
ずっと一緒にいる親友。可愛くて優しくて親切で。
私にはもったいない親友だ。
でも・・・・・・
私の挨拶に挨拶を返してくれるのは愛子だけ。
後の皆は誰ひとり返してくれない。
そう、私はいじめられている。
皆、スマホを片手にニヤつきながら私と愛子を見る。
やだなぁ、こういうの・・・
そう思うけどでも学校に行かなかったらお母さんに怒られるし。
私の居場所はどこにもない。
学校ではいじめられるし、家では怒鳴られる。
最悪の人生。
自分の席に座って授業の準備をする。
教科書出して・・・と、したくをしていると
「・・・あ、ごめん、ぶつかっちゃった!」
頭から・・・なにこれ、牛乳?白い液体が降ってきた。
臭い・・・匂いが強烈。
「うわ!くさ!近寄んじゃねーよ糞が!」
女子も男子も私から席を遠ざける。
前の席の男子もあからさまに嫌な顔をして私を睨む。
そんな目で見られたって・・・私のせいじゃないし・・・
愛子がハンカチを差し出す。やっぱ愛子しか味方はいないな。
そんな朝から私のいじめは始まる。