大人オリジナル小説
- 真夏のわんぴーす
- 日時: 2012/11/01 19:48
- 名前: わっても ◆u7bgB4RQII
どうも、わってもと申します。
拙い文章ですが、よんでくださると嬉しいです。
荒らしはおやめください。
アドバイスは嬉しいですが、あまり厳しい言葉をかけられると泣きます(笑)
では、ごゆっくり。
Page:1
- Re: 真夏のわんぴーす ( No.1 )
- 日時: 2012/11/01 20:28
- 名前: わっても ◆u7bgB4RQII
いつもは震えない右手が震えた。
もうすぐ夏がくる。
今年もあのワンピースを着ることはないだろう。
自分の腕の傷を眺め、ゆっくり撫でた。
傷跡が残った汚い腕。
けど、傷のための腕。傷があるからこそ、私はこうしてここにいることができる。腕があるからこそ、私はこうして傷を付け続ける。
「痛い」は、生きている証拠だから。
それすらも感じることができなくなってしまったら、私はもう存在していないに等しい。
人は何かを感じ、何かに触れ、誰かを思い生きる。
だからこそ、痛みを感じることで今自分が生きていると再認識することができるのだ。
だけどやっぱり、「痛い」は怖い。
たまにこうして、手が震えて拒絶する。
だけど、体が欲する。「痛い」を感じたい。生きているのだと確認したい。
痛みを感じることで、私は安心できる。
震える右手を落ち着かせ、ゆっくりとカッターを握る。
カチカチと刃をだして腕にあて、一気にひいた。
Page:1
PR