大人オリジナル小説
- この世界に飽きた時間(トキ)
- 日時: 2012/11/03 16:34
- 名前: 猫ねこ ◆hXvyVozAPo
それは、ある自殺願望者の男の物語。
【登場人物】
・山本 龍侍(やまもと りゅうじ)
この作品の主人公。自殺がしたい20代の男。
それには深い過去が・・・?
以下、追加予定
【第1章】
第1話「>>1」この世界に飽きる前
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- 第1話「この世界に飽きる前」 ( No.1 )
- 日時: 2012/11/03 16:59
- 名前: 猫ねこ ◆hXvyVozAPo
ある日俺は異様にイライラしていた。
俺の名前は山本龍侍。
いたって普通の就職希望者だ。
「では、次、受付番号024番、龍侍さん、どうぞー」
「あ、はい。」
今日はある会社の面接だ。
「山本龍侍さん、当会社を志望したのはなぜですか?」
「はい。人の役に立てる仕事を探していて、あてはまる会社はないかと探していました。そして、今回志望した会社がココとなりました。」
「はい。わかりました。では、趣味はなんですか?」
「趣味ですか?ああ、趣味というわけではないのですが、よくゴルフをしています。」
「若いのに感心です。とりあえず、今回聞くのは以上ですので、後日、面接結果を手紙で配送いたします。」
「わかりました。」
そして、翌日。
「山本さーん。お手紙ですー。」
「はーい。」
「さて、結果はいかに・・・?」
‘
このたびは当会社を志望していただきまして、
誠にありがとうございます。
今回の結果のご報告の便りでございます。
今回の結果、
不合格
とさせてございます。
申し訳ございません。
次回の志望を期待して
おります。
ヤマトホールディングス ‘
「・・・いつもこうさ・・・」
面接はいつも失敗する。
「もう死にてぇわ・・・」
‘しんじゃえばいいのに‘
「ん?」
最初は空耳かと思った。
夜。
‘しんじゃいなよ‘
「・・・うるせぇな」
‘しんじゃいなよ‘
「あーもう!」
‘しんじゃえええええええええ!‘
「もうやだなもう!上からか!」
アパートの上からのようだ。
ドンドンッ
「すいません!うるさいんですけど!」
・・・返答がない。
「あれまでうるさくしてたのに。たく。管理人さん呼ぶか・・・」
管理人さんの部屋へ行った。
「すいませーん。管理人さん。」
「は〜い?どうしました?」
「私の上の部屋のとこでうるさくしてる人がいたんすけど?」
「出てこないの?」
「はい。」
「じゃあ、えっと・・・スペヤキーは・・・あった。よし、いこうか。」
管理人さんとその部屋へ行った。
「おじゃましま・・・!?」
「どうしました?かんりに・・・」
つづく。
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