大人オリジナル小説
- みんなで先生を潰しましょう。
- 日時: 2012/12/07 15:37
- 名前: NOEL ◆4fQkd8JTfc
初めまして!
NOEL(ノエル)と申します。
*ルール*
荒らし目的、中傷的な言葉を使う方、お断りさせていただいてます。
作者は小説を書くのが初めてです。温かい目でどうぞ。
亀更新です。
以上のことが、OK!という方だけ、次へどうぞ〜・・・。
- Re: みんなで先生を潰しましょう。 ( No.3 )
- 日時: 2012/12/07 15:57
- 名前: NOEL ◆4fQkd8JTfc
ある晴れた月曜日の朝。
生徒の元気な声が学校中に響き渡る中、杏は浮かない顔、重い足取りで教室に渋々入った。
「「ザワッッッッッッッッ」」
みんなが私の顔を見る。
おはよう、なんて、到底言えない雰囲気だ。
・・・そう。杏のクラス、6年3組はいつもこんな感じだった。
いじめとか、そういうのじゃなくて、教室に誰かが入って来た瞬間、全員でその相手が誰であろうと睨み、その相手をバカにするように、クスクス笑うのだ。
みんな、好きでやってるのではない。このクラスの中心的人物、横田優衣に命令され、仕方なくしているのだ。
杏はこんなクラスの雰囲気が嫌いで溜まらない。だが、横田という人物の命令に従わなかった瞬間、一瞬で敵対され、精神的にも、肉体的にも追い込まれ、自殺、もしくは不登校まで追い遣る。
現在のところ、杏は敵対されることもなく、穏やかに過ごしているが、その順番は何時、誰に襲ってくるのか、彼女以外誰も予想がつかないのだ。
此の間彼女に敵対された子は、未だ不登校。ついには部屋に引き籠もり、リストカットまでするという始末だ。
「音原さん?」
彼女が杏に声をかけた。
「は、はい」
「今日の宿題、あなたが見せてくれるんだったわよね。」
杏の記憶にないが、如何やらそうらしい。
「あ、はい」
「早く持ってきて頂戴」
彼女はそう言って、自分の席にすとんと座り、只杏がノートを持ってくる姿をじっと見ていた。
「どうぞ」
「ありがとう」
横田の親は学校の理事長。おまけに、その親は娘にべったりで、何でも願いは叶えて貰える、杏達の停学、留年、退学までも彼女が親に願えば叶わない事は無いのだ。
そんな理由もあってか、誰一人優衣には刃向おうとは撓い。
杏は、こんな自分、嫌なんだけどなあ、と思い、只々優衣が自分のノートを写して居る傍で立ち尽くしていた。
<休み時間>
「なんなの?あなた。私に刃向う気?」
優衣の声が教室中に木魂する。杏はそれを横目で見ながら、知らない振りをして、巻き込まれないように本を開き、読む振りをした。