大人オリジナル小説
- 少女の囁き言葉。
- 日時: 2012/12/11 20:56
- 名前: あず
少女は夜の街を駆けている訳でも無い
少女は毎日家のドアを激しく叩かれている訳でも無い
少女は学校でクラスメイトの視線に怯えている訳でも無い
少女は手足が自由に動いてくれない訳でも無い
―少女はただひたすらに、
この世がとても憎かったのだ――
短編みたいな感じでやっていこうかと思います。
いじめ、薬、依存・・・とまぁ、色々なジャンルを。
この作品は、私の意見では無いのです。
そして、誰の意見でも・・・・
※一部、流血表現があります。苦手な方はどうぞお戻りください。
更新は遅いです。
上記を読んで大丈夫だと思った方はどうぞ進んで下さい。
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- Re: 少女の囁き言葉。 ( No.2 )
- 日時: 2013/01/07 17:24
- 名前: あず
ふと、時計に目をやるともう上がって良い時間になっていた。
「あ、あの・・・じゃぁ僕上がりますね。お疲れ様でした」
隣の中山さんにそう言うも、少し会釈をしただけで何も言う事は無かった。
僕は苦笑いをし、その場から立ち去り、次は上司のデスクへと向かう。
「お疲れ様でした」
「・・・あぁ」
だーれもお疲れ様、とは言わない。
だってこんなどんくさい僕を疲れている、と誰が言えるのだろうか?
実際は僕も頑張って働いてきっと誰より疲れているはずなのに。
誰も、僕を見てくれている人は居ないんだ。
僕は会社を出て、もう暗くなった道を自転車で走る。
自動車なんか持っているものか。そもそもそんなお金なんかないし・・・。
腰が痛いな
次はクビかぁ
皆僕の事笑ってたな
そんな事を考えながら、足もだいぶ疲れてきた頃、僕の家・・・ボロボロのアパートに着いた。
きゃんでぃ
きゃんでぃが今すぐ欲しい
家が目に入った途端、きゃんでぃが思い浮かんできてとてつもない欲に襲われた
あぁ
きゃんでぃをはやく
僕が壊れちゃう
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