大人オリジナル小説
- 消えたい僕らの存在理由
- 日時: 2013/01/09 22:38
- 名前: 雪達磨 ◆1x97e8uwoc
随分傷んでしまった髪をひとふさ掴み、その感覚が心地良いと思った。
少し強く握ろうとしたが、力が入らない。水が一滴二滴と落ちるのを、無心にさえなりながら見つめていた。
逃げ場など、どこにもないと。
訴える脳を無視し、身体のあげた悲鳴には耳を塞ぎ。
そうして、今日も僕は生きてく。
――
●登場人物紹介
月影羅那/つきかげらな
僕っ子。人間を酷く嫌い、人と関わることを避け続けてきた。
いじめられていた過去を持ち、そのせいか捻くれている。
当時のことを思い出すと過呼吸になることも。
「……君達に何が分かる?」
「予め断らせてもらおうか。僕は君達と食事はしない」
鬼龍院零/きりゅういんぜろ (本名 橘怜)
重症厨二病で、リストカット中毒者。生きていることをつまらなく感じている。
常に軽い敬語で話し、髪は白髪。奇抜な服装が多い。
「自己紹介がまだでしたね。天に使えし堕天使……鬼龍院零とでも申しましょう」
「橘怜? かつてそう呼ばれていたこともありましたね。そう、それは私が人間だった頃」
八神風音/やがみかざね
躁鬱病。零がリストカット中毒者になってしまったのは自分のせいだと思い、責任を感じている。
男勝りで乱暴な口調。一人称はあたし。長い黒髪を後ろで結び、ボーイッシュな格好が多い。
「黙れ、厨二」
「……あたしが原因なんだ。ゼロが、怜がリストカット中毒になったのは。全部あたしが悪い」
氷室思遠/ひむろしおん
親に虐待されていた過去があり、それが原因で対人恐怖症になり、引きこもり。
滅多に髪を切らずまた本人も切るのを嫌がるため、前髪が目の下あたりまである。
間違えられがちだが、性別は男。そしてかなりの美形。
「ひゃっ! やだってば……! 外に出るなんて無理だよ……!」
「思遠は、死んでほしくないな……」
はじめましての方がほとんどだと思います。雪達磨と申す者です。
この小説についてですが、
●リストカット、アームカット等の描写有。
●登場人物が皆どこかおかしい。
●主人公の捻くれ方が酷い。
●まず作者がおかしい。
等。上記の文で不快に感じた方は逃げてください。
コメディ・ライトで連載していたため、こういった小説を執筆をするのは始めてです。
駄文かもしれませんが……。読んでやろうという方、いらっしゃいましたら、有難うございます。
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