大人オリジナル小説

To You
日時: 2013/02/13 16:10
名前: Noimy & ◆Ho.ifs09OU

キャラ


2-6

苗字  名前  性別   ニックネーム

青木  紗和  女   紗和(さわ)
池上  光太  男   こーた
遠藤  明宏  男   あっき
大久保 叶絵  女   かなちゃん
太田  達喜  男   たつき
小野寺 涼花  女   すず
河西  勝利  男   勝利(かつとし)
加藤  彩乃  女   あやちゃん
川尻  明花  女   明花(めいか)
木村  和也  男   かず
桑原  翔希  男   翔希(しょうき)
近野  雅也  男   雅也(まさや)
齋藤  希羅  女   希羅(きら)
櫻井  芽紅  女   芽紅(芽紅)
篠崎  琴葉  女   こと
須藤  里菜  女   りぃ
外川  輝   男   輝(てる)
高田  愛理  女   愛理(あいり)
高橋  俊昭  男   とし
高宮  梨沙子 女   りさ
竹内  海   男   海(かい)
戸田  優花  女   ゆーか
西田  莉衣紗 女   りーさ
畑山  連夜  男   連(れん)
原田  尚樹  男   尚ちゃん(なおちゃん)
福田  健一  男   健ちゃん(けんちゃん)
藤田  千夏  女   千夏(ちか)
松嶋  志緒  女   志緒(しお)
三浦  雄二  男   ユージ
村上  義行  男   よっしー
山口  千春  女   千春(ちはる)
山田  千晴  男   山田(やまだ)
横井  純一  男   じゅーん
渡辺  優海  女   ゆーみ

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To You 櫻井  芽紅 ( No.2 )
日時: 2013/02/19 17:31
名前: Noimy &




何度季節が巡っただろう。



もう、2年はたったよね。



私、芽紅は小6の時、渡辺優海にいじめられて不登校になった。



「芽紅ぅー。」

お母さんが私を呼ぶ

肩がビクッとなった。


いじめられてた時の渡辺の声にそっくりだったから・・・。


「何、お母さん。」





階段を下り1階へ行くとそこには渡辺優海と少し茶色がかったセンターわけのショートカットの女の子がいた。




「あ、芽紅ぅ。やっほー!」



「や。やだ・・・。」



今にも消え入りそうな声でいったからかその声は母親には聞こえていない。


「芽紅、あんた学校行きなさいよ。友達も待っているんだから」


「そうだよ、芽紅。学校きなよ!!毎日が刺激的で楽しいよ??」




やだ、やだ、やだ、やだやだやだ



行きたくない


学校なんて




「・・・うん。そうするよ」


私はそうしか言えなかった。


ここで逆らったら家族にまで被害がおよびそうだった。




「ほんとっ!?ゆーみ、たのしみにしてるね!!」


そう言って二人は帰っていった。




私は部屋に走って戻った


「芽紅!?」

激しい息切れ。

手足のしびれ。

体中に虫唾が走った。




いやだ・・・!!


学校行ったらまたあんなふうになる・・・!!!


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


私はすべてを思い出した


















あれは桜が咲く時期。

















私は親の転勤でこの街に引っ越してきた



当然、学校には知っている人もいなかった。




引っ越してきて最初に話しかけてくれたのが渡辺優海だった。












「ねぇ、友達になろ??」



















今時こんなふうに話しかけてくる人なんていないと思ってた。



「うん、いいよ。」


すると優海は微笑んで



「やったぁ!てゆうか次音楽だから一緒に音楽室いこ??」



捨て犬のような、

愛らしい目でこっちをみてくる。



そんな目で見られたら断れなくて


「うん、行こう。」





今でも覚えている。


渡り廊下を二人で歩いて

おしゃべりして

桜がひらひらと舞ってたのを





音楽の時間、1年生を歓迎する会の歌をみんなで練習していた




「じゃあ歌うよ。」


と先生がいう。

「あなたがいて   わたしがいて
           ふりかえれば   笑顔がある〜♪」

みんなは当たり前のように歌う



何その曲・・・


と思いながらたっていたけど



「はい、楽譜。」



と優海が楽譜を渡してきた。



「え・・・。いいの?」


「いーのっ。」




「君がいたから   頑張れた 支えあうこと   分かち合うこと
     あふれるほどの   愛をくれた あなたにありがとう             君と出会った幸せを かみしめながら   歩いていこう
              1年先も   10年先も 変わらない想い   これからも   ずっと〜♪」




いつの間にか最後になってた・・・・






私も優海もそれに気がつかなくて

二人でフフッと笑った。








二人でプールに行った。




お揃いのキーホルダーも

プリクラもとった。



でもある日







「だから、芽紅はこうすればいいんだって!!!」






教室全体に優海の声が響いた



優海は教室から出て行った。



「・・・」



私のせいで優海は怒った。



くだらないことで喧嘩するのは初めてだった。



それからだ優海からの執拗ないじめをしてきたのは。




殴る蹴るは当たり前だった


給食のご飯の上に雑巾を乗せられ

それを無理やり食べさせられそうになったこともあった。


ひどい時は弱毒性のものを入れられ救急車に運ばれることもあった。


そんなに私が気に入らなかったのだろうあいつは。


























「・・・許さない。許さない許さない許さない許さないユルサナイユルサナイユルサナイ!!」



























「殺してやる」





そう言って私は布団をかぶった

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