大人オリジナル小説

道化師と仮面の裏
日時: 2013/02/17 14:23
名前: 蜜柑戦士

 初めまして。蜜柑戦士と申します。至らない部分も有ると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

※この小説には、いじめ、虐待等の表現があります。そういった物がトラウマ、苦手な人は閲覧を控えて下さい。

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Re: 道化師と仮面の裏 ( No.2 )
日時: 2013/02/18 16:22
名前: 蜜柑戦士

1、独り。


 彼は一人だった。彼のいた箱庭には誰も居なかった。誰にも相手にされない彼は、

 彼は独りだった。

________________________________________________

 仮面を被っていれば安心出来た。仮面の裏の、醜くどす黒い憎悪を纏った顔を晒さずに済んだから。僕にとっての精神安定剤の様な物だ。或いは、とても素敵な魔法。仮面を被って優しい人を装えばほら、皆簡単に騙される。
 
 


 
 道化師(ピエロ)は自らを嘲笑った。

「皆に笑ってほしくて仮面を付けたのに!」

「これじゃあまるで、一人芝居だ!」

 叫ぶ道化師の声など、誰にも届きはしない。
だって、彼は独りだから。

__笑顔の為の仮面は、何時しか自らの一部になっていた。
 
 

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