大人オリジナル小説
- 生きていても価値が無いのは解っている……。
- 日時: 2013/03/10 23:29
- 名前: 白亜
こんにちは。白亜ともうします。
初めてなので、よろしくお願いします。
脱字やらがあるかもしれませんが、内容を少々理解しながらお読みいただけるとうれしいです。
- Re: 生きていても価値が無いのは解っている……。 ( No.2 )
- 日時: 2013/03/11 15:23
- 名前: 白亜
「なんなのこいつ。一滴も涙流さないジャン」
「はっ。確かに」
「どっかくるってるんじゃね?てか、涙流さないとか人間じゃないだろ」
5人の少女の集団が、一人の少女を囲んで笑っている。
囲まれている少女は、全身びちょびちょ。
もともと結っていたのだろうか、可愛らしいストライプ柄のシュシュが落ちている。
「おい、泣けよ。泣き叫べよっ」
「……」
「お前さぁ。なんで泣かないわけ?今まであたしらがターゲットにしてきたやつ、みんな泣いて叫んでたぞ?」
「……そんなの、泣いたって意味がないから」
「ハァ?泣いたって意味がないだ?」
「それ、お前がいう事かよ」
「あの時、一回だけ涙流したよな?」
一人の少女が囲まれている少女の濡れた長い髪を引っ張った。
少女は、眉を寄せながらも声一つ出さない。
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