大人オリジナル小説
- 自傷少女はハモノを手放すか?
- 日時: 2013/04/09 15:26
- 名前: nagi ◆EOtcuOYSP.
(ヒトはあまりにも可哀想過ぎる)
(何かにつけて、)
(ヒトを傷つけてもいいなんて思想が)
(あるヒトだっているのだから)
nagiです。
初めましてですね。
いじめ、虐待、とかかもですね。
- Re: 自傷少女はハモノを手放すか? ( No.3 )
- 日時: 2013/04/16 19:19
- 名前: nagi ◆EOtcuOYSP.
母と私が住む家にその彼氏――汐崎誠也が同居し始めた頃、母の仕事が軌道に乗り、気忙しく働き始めた。
母が家に帰れなくなることもしばしばで、小学5年、11歳になった私は誠也とふたりの夜も多くなった。
24歳、なんていうまだまだ遊びたい年の誠也は、もう三十路を過ぎた母には飽きてきたようで、意味もなく私に話しかけてくるようになった。
「麻衣ちゃんはさぁ、今、学校で好きな人とかいないの?」
「あ、いま、せん」
誠也、と名前こそ呼び捨てで呼ぶものの、誠也に対しては敬語を使っていた。
そして、母が3日間出張でいなかった3連休の2日目。
眠れなくて深夜3時頃にリビングに行った日の事だった。
リビングにはテレビの明かりだけが点いていて、ソファに座って笑う誠也がいた。
「麻衣ちゃんどうしたの?眠れない?」
私はこくりと頷いた。
目に入ってきたのは、誠也が見ていたテレビの画面だ。
それは、深夜にしかやらないアダルト系のアニメで、女の子が裸になってなにやらしている。
11歳の私でも、何をしているかは、分かった。
「何?麻衣ちゃん興味あんの。変態だなあ」
興味あるなんて言ってないのに。
誠也は私を抱きかかえ、テレビが見える位置で私の胸を触りながら座った。
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