大人オリジナル小説
- 私の友達はロボット
- 日時: 2013/07/09 23:55
- 名前: ミルキー
絶望の淵にいた私…
誰も味方なんかしてくれない…
そんな時救ってくれたのは、君。
登場人物
・ 高橋真央
高校一年生
16歳。
学校でいじめられており、家庭にも居場所がない少女。
・ 高橋明子
38歳
真央の母親。
極度のアルコール依存症。
水商売をやっている。
・ 高橋敏郎
43歳
真央の父親。
飲食店の従業員をやっている。
・ 高橋亨
高校三年生
18歳
真央の兄
不良仲間とよくつるんでいる。
・ 中村杏里
高校一年生
16歳
真央の親友
・ 福田梨花子
高校一年生
16歳
真央を敵視している。
真央の噂をクラスじゅうに流す。
・ 森内良太
高校一年生
16歳
梨花子の彼氏。
・守吉智也
高校一年生
16歳
真央が気になる。
いつも、本を読んでいる。
・ 流川美喜子
45歳
保健の先生。
真央と良く話す。
真央の良き理解者で時々真央の家を訪問しに行ったりする。
・リリ
繁華街のゴミ捨て場に捨てられていた、マネキンのようなロボット。
髪はツインテール。
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- Re: 私の友達はロボット ( No.1 )
- 日時: 2013/07/10 01:00
- 名前: ミルキー
#1 高橋真央
私は高橋真央、16歳。
高校一年生。
真央 「 遅刻ー、遅刻ー、大変ー。やばい、本当に遅れるよー。」
私は、すっかり寝坊してしまい遅刻寸前だった。
時計を見ると、8時15分。
あと10分で着かないと遅刻だ。
私は、さっさと支度をし、自転車をこいで学校へと向かった。
学校へ着くと、もうチャイムが鳴っていた。
真央 「 やばい!先生に怒られるー 」
私は急いで教室に行った。
そしてドアに手をかけた。
真央 「 すみませんっ、遅れました。」
担任 「 おい!高橋っ、遅刻はもう何度めだ?次もし遅れたら漢字300文字書いてもらうぞ!」
真央 「 は…はい 」
私は担任に怒鳴られ、自分の席についた。
チャイムが鳴り、ホームルームは終わった。
真央 「 はぁ… 」
杏里 「 大丈夫?真央。元気ないよー 」
私に声を掛けたのは、親友の杏里。
中学校時代からの付き合いだ。
真央 「 あっ、杏里。私今日元気ないよ…遅刻したし怒鳴られたし。」
杏里 「 それぐらいで元気無くすのー⁉本当真央はメンタル弱いんだからー 」
真央 「 うるさいなー、私は杏里よりかはメンタル強いよー 」
杏里 「 いや、真央はメンタル弱いよー 」
そんなやり取りをやっていると、チャイムが鳴った。
真央 「 あっ、やばい。杏里一時間目なんだっけ? 」
杏里 「 道徳だよ真央。」
真央 「 サンキュー杏里。 」
確か今日の道徳は、ロボット。
教師 「 それでは、道徳の教科書82ページを出してください。今回のテーマはロボット。」
教科書には、マネキンのようなロボットが絵かがれていた。
髪はツインテールで今にも動きだしそうなほど綺麗だった。
真央 「 綺麗‥ 」
そう私は呟いた。
授業が終わり私は、保健室に行った。
真央 「 杏里、私保健室行ってくるね。 」
杏里 「 うん!分かった。」
私は急いで保健室に行った。
なんで私が保健室に行くのかと言うと、家庭の悩み相談だ。
私の家庭は皆と違って、温かみがなく冷め切っている。
両親は家におらず、家事は全て私がやっている。
母親は水商売、父親は飲食店の従業員。
兄は高3で学校にも行かず、不良仲間とつるんでいる。
そんな家族が私は嫌だった。
づづく…
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