大人オリジナル小説

日常注意報
日時: 2013/08/26 23:15
名前: natsumi nakanishi ◆HdrzKO2LXY

初めまして、natsumi nakanishiといいます!
別館のほうで書かせていただくのははじめてなので、至らぬ点はあると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m

では、本編にうつる前に、お願いとストーリー紹介をしておきたいと思います。

○お願い○
★荒らしはご遠慮ください!
★中傷コメントにはかなり弱いので、控えてください!
★漢字の変換ミスや文字化けなどがあったら、教えてください!
★オリキャラなど、いつでも募集してます!
★提案やアドバイス大歓迎です!
★宣伝もOKです!

○ストーリー紹介○
唯城市凪城区(ゆいしろしなぎしろく)に建つ、「凪城中学校」(なぎしろちゅうがっこう)に、新しい校長がやってきた!
今まで、普通に楽しい学校生活を送っていた凪城中の生徒達は、新校長の策略にはめられていってしまう...。

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Re: 日常注意報 ( No.1 )
日時: 2013/08/26 23:43
名前: natsumi nakanishi ◆HdrzKO2LXY

1年1組

あたし、黒瀬夕菜。
今年からめでたく「凪城中」入学!!
1年1組で過ごし始めてから、だいたい1ヶ月ぐらいたったころだった。
5月初旬。桜はまだ咲いていた。

「夕菜っ!」

あたしがグラウンドのベンチに座ってボーっと桜を眺めていると、親友の夕香が走ってきた。息も絶え絶え、ってところだろう。
私はゆっくり振り返り、とろんとした目つきで

「どうしたの?そんな焦って」

と、一言言った。夕香は「はぁぁ〜」っとため息をついて、私の横に座った。
あたしが「譲らないぞ」という風に、腕でぐいっとしてみせたら、夕香はムッとしてあたしの頬をつねった。

「痛ったいなぁ。ほっぺが腫れるじゃん」

あたしが横目でうじうじ言うと、夕香は得意げに「いひひ」と笑った。

平凡な毎日。こうやってあたしの一日は今日もまた、何気なく現れて何気なく終わる。
これって、普段は気づかないでいるけれど、とってもかけがえのない時間なのかもしれない。
そう思うと、なんだか胸の辺りが曇って、変な感じ。

「ほーらっ、立って!そろそろ帰らなきゃダメでしょ!」

あたしは夕香に引っ張られるような形で、帰宅した。
ずっとこんな毎日が続いていく。ずーっとずーっと...。


...って思ってたのに。



5月下旬。桜はとっくに散り去っていた。

「ねぇっ、みんな、聞いて!」

突然、学級委員の薫が大声で言った。

「校長先生が変わるみたい!」
「えっ!?」

教室全体がざわめきだす。でも、どうしてだろう。こんな中途半端な時期に...。
いつのまにか隣にいた夕香が言った。

「体調悪くなったみたいだよ、今の尾坂校長」
「そうなんだぁ...。じゃ、仕方ないね。大丈夫かな?」
「もーう、心配性なんだから。立派な大人だし、大丈夫に決まってるじゃん」

夕香がちょっと呆れて言った。その言葉に納得したあたしも「そうだよね」と言って、引き下がった。
でも、どんな校長先生なんだろう...。

「ねえ、薫」

あたしは薫の側に行って、

「集会とかないの?」

と、聞いた。すると、薫は「そうだった!!」という風に身体をぐいと起き上がらせ、

「あるよ。校長先生中心の会らしいけど」
「まぁそりゃそうだね」

あたしは「ありがとう」と、一言言って、夕香のところへ戻った。

「夕香」
「なに?」
「呼んでみただけ」

私はそう言い、くすっと笑った。夕香も腹抱えて笑った。

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