大人オリジナル小説

君と私と生と死と。
日時: 2013/10/23 18:15
名前: 陽炎 ◆6YHidVC6Ek

はじめまして、陽炎です。
結構暗いです(´・ω・`)

よろしくお願いします。




登場人物

・結城 光(ゆうき ひかり)♀
高校二年生。

・松村 優士(まつむら ゆうし)♂
光の同級生。

・結城 佳織(ゆうき かおり)♀
光の母親。

・結城 伸二(ゆうき しんじ)♂
光の父親。

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Re: 君と私と生と死と。 ( No.3 )
日時: 2013/10/23 19:55
名前: 陽炎 ◆6YHidVC6Ek

「さて、今日は転校生を紹介します」

先生の一言で、ざわついていた教室が静かになった。
朝に未羽ちゃんが言っていた、花ちゃんかな……

「入っていいですよ」

ガラッと教室のドアが開いた。
教室は、転校生の歩く音しか聞こえないほど静かだった。

転校生が、あまりにも美人だったからだ。

「はじめまして、世羅花(せらはな)と申します。よろしくお願いします」

お辞儀をする姿も、とても綺麗で。
女の私でもおもわずみとれてしまった。

「じゃあ、世羅さんは……結城さんの隣が空いてますね。そこでお願いします」

「はい」

先生が指差したのは、私の隣。
ドキンっと胸が高鳴った。
仲良くなれるかな……

「よろしくね、結城さん。私のことは花でいいよ」

「あ、え、えと、よろしくね、花ちゃん。結城光です。光でいいよ!」

自分でも噛みすぎだと思うほど噛んだ。
恥ずかしい……

「ふふ、よろしくね。光ちゃん」

ふわりと微笑んだ花ちゃんは、本当に綺麗だった。

ぞくりとするほどに。

「……これで、HRを終わります」

先生が教室を出た直後、生徒たちは花ちゃんの周りに集まってきた。
あまりの勢いに、私は椅子から落ちてしまったぐらいだ。

「どこから来たのー?」

「すごい、めっちゃ綺麗!!」

「趣味はー?」

質問が飛び交う中、私はちらりと花ちゃんをみた。

その目は、とても冷たい感じがした。

……気のせい、だよね?

「……ふふ、そんなに一度に質問されたら、答えられないわ」

あの美しい笑顔を浮かべると、周りの人達はその笑顔にみとれた。

「また明日、質問をまとめてきてくれないかな?ちゃんと答えるから」

「そう……だよね!! ごめんね?」

「じゃあさ、学校案内するよ!」

「本当に? ありがとう」

花ちゃんは席を立ち、女の子数人と学校を見回りに行った。
なんだか、嫌な予感がした。

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