大人オリジナル小説
- 貴方へ。〜今の自分に出来ること〜
- 日時: 2013/11/19 14:01
- 名前: 裕
=プロローグ=
「この世の中で沢山の辛い経験をしている人は多い。だから俺は、今の自分に出来ることをしたい。貴方の為にも。」
これって――
【偽善】?
そう思うなら、そうなのかもしれないね。
でも、貴方に見方してくれる人ってどれくらいいるのかな?
少なくとも、俺はその中に入りたいんだ
人が笑ってる時の顔って、自分にとっても嬉しい事なんだって分かったから…
俺は、貴方の笑った顔が好きだよ。
だから、もっと
貴方だけのその笑顔を見せてください。
貴方がずっと笑っていられるように 俺も
貴方を支え続けるから――――
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主にコメディ・ライト小説で書いてます
裕(ひろ)です
女です
本人の前だけ良い子ぶって、陰で結構言ってる人っていると思う。
実際、俺も若干あった。
そういう自分に向けても、この小説で分かって欲しいんだ
人と人との信頼関係とか絆とか…
難しいことなのかもしれない。助けることも、声を掛けることも
でも、誰かじゃなくて自分が動けば
その場は早く収まるかもしれない――――
虐めって、要はその虐めてる人の気持ちに影響していることだと思うんだ
見てほしい 一緒に居てほしい
寂しさからくることが多いと思う(勝手な推測です
俺は、虐める側といじめられる側の両方から公平な立場であり、尚
沢山の人を救える人でありたい
偽善だと思うならそこは言ってくれて良いよ
前置き長くてすみません
亀さん更新です
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- Re: 貴方へ。〜今の自分に出来ること〜 ( No.1 )
- 日時: 2013/11/21 08:48
- 名前: 裕
[死ね]
教室の隅に置かれた一つの机。そこに書かれた文字を前に立ち尽くす一人の男子。クラスの主な男子からのいじめは、彼に集中している。俺は、そんなことは気にせず本を読む。開いている窓から入って来る新春の風は、俺の髪を本のページをはためかせる。
「っ」
彼は小埜健斗。彼へのいじめがいつ始まったのかなんて覚えてない。虐めは気がつけば自分に回っていた、ということが多い。彼は雑巾で机を拭き、油性ペンで書かれた文字を消そうとする。
「席つけー」
担任の声が教室内に響き渡る。クラスの奴らは一斉に席に着く。担任は小埜の方を見るが、見て見ぬふりで連絡事項を伝える。
「(…何も言わねぇのかよ)」
虐めが自分のもつクラスで発生している。まあ、認めたくない気持ちは分かる。でも、それを見て見ぬふりするなら結局は加害者だろ。
「(俺も…その一人か…)」
HRの終了を知らせるチャイムが鳴る。
「…はぁ」
俺は教室を出て、屋上に向かう。
屋上は基本立入禁止だ。でも、俺は授業とか出る気ないしよく来る。天気の良い今日は、絶好の読書と昼寝日和だ。
「あー…」
俺は早速寝転がる。雲が少し急ぎ足で動いていた。1時間目開始のチャイムが鳴った。俺は少しの間そのままの状態で仮眠していた。
「…天気、良いな…」
日差しが暖かかい。そのまま眠りについた。
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