大人オリジナル小説

他人
日時: 2013/11/27 20:38
名前: 名無し ◆3xC21ApAi2

皆他の人間のせいだ。他の人間のせいで俺の人生は何もかもが上手くいかない。
親も教師もみんな、みんな、みんながクズだ、ゴミだ。
だがこんなことを親に言ってしまったら俺は家を追い出され、何処にも住むべき場所が見つからないまま死ぬだろう。

俺は一刻も早く死にたかった。でも死ねなかった、というより死にたくなかった―












comの雑談掲示板でお世話になっている者です。
僕も最近虐めに遭い、惨めな心のまま不登校生活を送っています。
そんな僕だからこそ書けたものだと思っています。



基本、登場人物に名前は付けられておりません。ご了承下さい。


ちなみにこれはフィクションです。実際のことを「そのまま」書いたものではありません。

Page:1 2 3 4 5 6 7



Re: 他人 ( No.2 )
日時: 2013/11/27 20:50
名前: 名無し ◆3xC21ApAi2

1999年、当時僕は17歳だった。

父からの12年間にも及ぶドメスティックバイオレンスに耐え続けた挙句、父親を殴り倒し、悶絶しているところを突いて家から出た。
母親は既に病気で他界、父は毎日のように酒を煽り、それを自分の息子の僕に向かってぶつけていた。


学校ではこの噂が知れ渡り、壮絶ないじめを受けていた。
「可哀想に、家でも学校でも泣き言を言ってくるなんて」
少なかった友達も何時しか居なくなり、気づいたときには独りぼっち。

僕は自分のうまくいかない人生を恨んだ。

―ふと、こんなことを考えた。






「親なんてものが居なかったら僕は幸せになれたのに。」
「学校の教師があいつ等のいじめを止めていたら僕は幸せになれたのに。」
「友達が僕の事を無視せずかばってくれていたら、僕はもっと幸せに…」


独りでいてもこんなことが膨らんでくる。もう限界だった。
死にたくても死にきれない。それには何か理由があるはずだった。
しかしそれがどうしても分からない…

Page:1 2 3 4 5 6 7



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。