大人オリジナル小説
- この世界は闇だらけ
- 日時: 2014/01/26 08:06
- 名前: キャベツ
初めまして。キャベツです。
いじめ系は初めて!な私です。
これからよろしくお願いします。
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- Re: この世界は闇だらけ ( No.2 )
- 日時: 2014/04/05 10:29
- 名前: キャベツ
私によく聞こえる声で成城さんは言った。
「な〜んで、あの子ってあんなに友達いないのかなぁ。
あ、そっか。暗いからか。取柄は勉強ぐらいだもんね。」
流石にこの言葉にはムカッと来たので、成城さんの所まで歩いて行って
言った。
「そうよ。私には勉強しか取り柄がない。けど、あんただって、財閥のお嬢様ってのしか取り柄はないんじゃいの?」
思いっきり思ったことを言い返した。
「そ・・れは・・・・」
成城さんは口ごもった。そして、さらに私は言った。
「それにわざわざキャラなんて作らなくていいんじゃないの?」
それには、成城さんは動きを停止して、言った。小声で。
「キャラを私は作らなきゃいけないの。それが私なのよ。」
フン。息を荒立てて、教室を出て行った。
なぜキャラを作るのか。私にはまったくわからなかった。
〜家〜
「稚奈!!聞いたわよ!クラスのお嬢様のこと口げんかしたんだって!?」
やっぱり思った通り説教のようだ。いや、説教というより。
虐待
「はい。やりました。」
ドカッ。おなかに強い衝撃を感じる。それは。普通に殴られたから。
「こんなことして、内申が下がったらどうするの!?貴方は私の言うとおりにしてればいいの!」
ドスッドカッ。いろんなところに痛みを感じる。
でも、仕方ないんだ。私の世界は闇だらけだから。
三十分ほど経っただろうか。体中がジンジンして、たまらなかった。
お母さんはいなくて、一人で横たわってたようだ。
体の痛みを我慢せて、自分の部屋へ向かった。
パタン。腕を見るとあざだらけだった。
私は悲しくつぶやいた。
「もう、私はつぶれたロボットだ。」
そういったら、自然と涙があふれてきた。泣きたくなんかないのに。
泣いたら、さらにみじめになるだけなのに。
あぁ、やっぱりこの世界は闇だらけ。
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