大人オリジナル小説
- いつか、このスレへきた人へ。
- 日時: 2014/10/12 22:10
- 名前: アズリ ◆xq/C1v8U32
I pray that you to be happy.
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- Re: 大切なあなたへ ( No.11 )
- 日時: 2014/03/18 02:10
- 名前: 上鷺 ◆AHkx7lzeRg
こんばんは上鷺です
私事で恐縮ですが
卒業を真近にこれまでの写真を整頓しました
中学の写真をアルバムに収納した後で小学校の写真を時系列順に並べなおしました
中学の写真を見ているときはなんでもなかったのに、小学校の写真を見ていると、気分がゆっくりと沈んできました
小学校の思い出は、僕にとって決して悪いものではありませんでした
そうして写真を整頓するまでは
遠足や林間学校、修学旅行の写真は僕にあの頃のことを思い出させます
バスの座席きめや班決めが嫌いだったこと
先生の「好きな人とペアになって」という言葉が嫌いだったこと
休み時間、いつも独りだったこと
誰にでも優しい人の笑顔が自分に向くことが、何よりも嬉しかったこと
誰にも本当には必要とされていなかったこと
クラスで誰よりも弱かったこと
………………………………
僕はこんな黒歴史ともいえる思い出を大切にしていました
嫌なことを全て心の奥底に閉じ込めて
皆の上っ面の笑顔を、真実だと、気づかないうちに自分に思い込ませて
そうして考えることを放棄して簡単に他人を信じました
けれども写真を見て思い出しました
僕には本当に思い合える友人なんて、一人もいなかったのだと
すると、今、中学生の僕の傍にいてくれている友人たちすらも、信じられなくなってきて
僕はあの頃と何も変わっていないんじゃないか、と思えてきて
こわくて
そんなときある人のことを思い出しました
人を信じられないと語っていた友人
おまえのことも以前は信じていなかったと、面と向かって僕に言った友人
僕は勘違いをしました
そうして面と向かってそんなことが言えるのだから、この人は、今は、僕を信じてくれているのだろうと
そんな勘違いをしているのに、僕は友人の気持ちを分かったつもりになって、彼の心をなんとか癒してあげられたらと思っていました
違ったのに
おそらく彼は、僕を信じつつも、疑っているのです
僕が彼のことを大切にしていることに確信を持ちながらも、きっと、疑っているのです
僕がそんなふうに友人を信用できなくなった時、そんなままで友人たちと会話した時、皆が遠くて
自分はそこに居てはいけないような気がして
笑顔が引きつってしまって
友人の一人にいつもどおりの笑顔を向けられた時、なんだか切なくて
苦しくて
誰かに相談することも出来なくて
あの頃のように、誰にも必要とされないなら、誰にも愛されないならこれ以上生きていたくないと、アズりさんが仰ったような『存在していてくない』でもなく、本当に、『死にたい』と
そう、願いました
しばらくの間、そう願いましたが、やめました
考えることを、やめました
また、考えることを放棄しました
そうすれば彼を疑わずにすむから
僕にあれだけ自分をさらけ出してくれた彼を、信じたいから
嫌いな人に、自分のことをさらけ出そうとは、僕なら思わないから
アズリさん
その人を信じてあげてみませんか
その人もきっと、あなたを大切に思っています
自分のスレでもないのに1200字も失礼しました
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